神戸学院大学

学際教育機構

防災・社会貢献ユニットの1年を振り返って

2007/04/12

防災シンポジウム-巨大災害に備える-家庭の防災-シンポジウム(2006年5月27日)
防災シンポジウム-巨大災害に備える-家庭の防災-シンポジウム(2006年5月27日)
社会貢献シンポジウム-若者よ!世界に翔け 対談(2006年10月14日)
社会貢献シンポジウム-若者よ!世界に翔け 対談(2006年10月14日)
港島のみなさまとのつどい「ローマから神戸へ」(2006年12月3日)
港島のみなさまとのつどい「ローマから神戸へ」(2006年12月3日)
教材を作成する学生たち
教材を作成する学生たち

学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」の開設から1年が過ぎました。わが国で、はじめてのシステムで、しかも内容的にも防災と社会貢献というこれもまた他大学にほとんどない分野です。したがって、学内はもちろんのこと学外の多くの組織や先生方のご協力によって何とか立ち上げることができたと感謝しています。また、平成17年度に文部科学省の現代GPプログラムに採択されたことも幸いしました。

1. 学生教育について
授業については、すべて少人数教育によって行われました。開始当初は、他の文系・社会科学系学部学生との格差に対するとまどいや、つらさを訴える学生がいましたが、後期からはその教育効果の高さについて、認識するようになってきました。これは、単に少人数教育の効果というだけではなく、携わっていただいたすべての教職員の献身的な教育態度の賜と言えるでしょう。
提携講座については、防災や社会貢献に最先端で活躍する実務家の先生方を客員教授や非常勤講師として担当していただいたことで、学生に対して実学教育への基礎を身につけさせることができました。
また、各種実習において、年間30回を越える学外実習を行うことによって、学生の実学的知識の増大、TPOへの対応能力、対人関係能力およびホスピタリティマインドなどが確実に育成されました。
さらに、必修である海外実習Ⅰでは、タイとカンボジアにおいて研修を行いました。この成果は、学生の国際的視野の拡大や開発途上国との格差を実感するとともに、人間としての価値は優劣や上下はないということの実感を学生が身をもって体験し、感じたと言うことです。これこそが、真の意味での国際化と言えるでしょう。
なお、昨年4月より、赴任頂いた4人の防災・社会貢献ユニットの専任教員の方々、佐藤教授、浅野教授、金芳教授、舩木講師の教育への情熱と深く広い知識には敬服いたします。

2. 防災・社会貢献教材の開発について
この一年、防災教育教材と社会貢献教育教材の開発に積極的に取り組んできました。まず、その成果を花開かせたのは防災教育教材です。内閣府や文部科学省が推進する「防災教育チャレンジプラン」では、全国の多くの組織や大学(京都大学や早稲田大学)を押さえて全国ナンバーワンの座を獲得しました。

3. 各種イベント
市民参加型のイベントとしては、5月に防災シンポジウムを、10月に社会貢献シンポジウムを神戸国際会議場にて開催しました。学内においても多数の公開授業・講演会を実施した。多くの市民の方に参加いただき、学生にとっては各分野最前線の方の話を聞く貴重な機会となりました。
また、2007年4月より新キャンパスがオープンする港島の住民を対象に全6回シリーズの「ふれあい講演会」を実施いたしました。休日にボランティアで各1回の講演をご担当いただいた当ユニットゼミ担当の先生方のご協力に心より感謝いたします。

4. ボランティア活動
県内の小中学校・高等学校において、学生が中心となって講義する防災教育を実施しました。学生にとっては知識の確認と内省という貴重な機会となり、実施学校においては年齢の近い学生による新鮮な授業だったと好評を得ました。ご協力いただいた各学校に感謝するとともに継続的な連携関係を期待いたします。

5.2年目にむけて
初年度に学生が取得した市民救命士インストラクターの資格を生かし、学内および市内の中学校・高等学校において講習会を実施いたします。学生自身の理解向上と指導能力育成に効果的で、本学の地域貢献にも寄与するものです。
また、各企業・行政・NGO団体においてインターンシップを開始いたします。将来希望する分野においても多く実施できるのは、当ユニットが広く継続的な連携関係を築いている強みです。