神戸学院大学

共通教育センター

ダイハツ工業株式会社 大庭靖史氏を招いて講演会を開催しました(共通教育活性化プログラム)

2019/12/06

2019年11月22日、ダイハツ工業株式会社管理本部、環境室CEAR登録環境主任審査員の大庭靖史氏を講師に迎え、「企業の実務から見るグローバル化 ―中国・マレーシアでの実体験より―」という演題で講演がありました。

日本の自動車製造の最前線について、整然と並ぶ十数基の溶接ロボットが一斉に車体に取り掛かるSF映画のような動画をはじめ、日本のモノづくり文化のレベルの高さを実感した講演でした。文系の学生が突然畑違いの製造現場に放り込まれた90分であったが、東南アジアや中国に進出した日本企業の苦労を現場の写真やエピソードによって具体的にお話しいただいたことで、学生はどんどん異文化摩擦の世界に引き込まれていった。受講生は様々な事柄から新たな発見や知的刺激を得たようです。

講義を受けた学生からは、「自分は来年から警察官になるが、外国から来た労働者にも日本のルールや法を守ってもらわなければならない。工具の整理整頓のエピソードで、相手側の言語や文化の違いを理解し、なぜそれを守らなければならないのか、そこを理解してもらわないとダメだと実感できた。とても良い講義を聞くことができたと思う」や、「私が外国人、という考え方に衝撃を受けた。海外に行っても周りは外国人だらけだという考え方になるだけだったが、現地の人からすれば私の方が外国人だという考えがスッパリ抜けていた。異文化への理解とリスペクトを大切にして生きたい」などの感想が寄せられました。