神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミが神戸市西区の梨園で規格外の梨を活用するプロジェクトに農業高校生が加わりました

2022/10/27

兵庫県立農業高等学校の生徒が試作した梨のコンポートのタルト
兵庫県立農業高等学校の生徒が試作した梨のコンポートのタルト
説明を受ける学生たち
説明を受ける学生たち
連携することになった菊川ゼミ生と兵庫県立農業高等学校の生徒たち
連携することになった菊川ゼミ生と兵庫県立農業高等学校の生徒たち

現代社会学部の菊川裕幸講師のゼミが神戸市西区押部谷町の梨園「神戸三水園」と規格外の梨の有効活用を図るプロジェクトに兵庫県立農業高等学校(加古川市)食品科学科の生徒が加わり、新たな加工食品の商品化も含めて検討していくことになりました。

菊川ゼミ生4人が10月22日に初めて同高校の生徒7人と神戸山水園で顔合わせしました。これまでの活動の取り組みや経緯を菊川講師が説明した後、神戸三水園を経営する「農事組合法人高和第一生産組合」の進士元弘理事から今年の梨の収穫量や規格外の量などを説明してもらい、同高校の生徒が試作した梨ジャムと梨コンポート、コンポートのタルトを試食しました。菊川講師は同高校での勤務経験があり、食品加工の施設が整備されていることや、生徒が食品加工の技術も学んでいることからプロジェクトに参加を呼び掛けていました。

1970年代半ばに創業した神戸山水園は、広大な敷地に約1万本の梨の木を植え、袋がけせずに太陽の光をいっぱいに浴びた新水。豊水、幸水の3種類の梨を出荷しています。

今年は梨の生産は終了となりましたが、来年に向けて、三者がどのように関わっていくのか、どのような取り組みを行うのかを協議しました。参加した学生は、「食べられる梨が廃棄されることのもったいなさに改めて気づく事が出来ました」と、食品ロスの削減のためにも活動の重要性を再認識したようでした。

菊川ゼミでは、「高大連携」で、地域の生産者支援を目指しています。本活動は、令和4年度「学生・西区連携まちづくり活動助成」を受けて実施されました。