神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

グローバル・コミュニケーション学部の中西のりこ教授がスペインのウエルバ大学で招待講演を行いました

2022/04/21

招待講演を行う中西教授(中央)
招待講演を行う中西教授(中央)
講演を聴くウエルバ大学の学部生や研究者ら
講演を聴くウエルバ大学の学部生や研究者ら

グローバル・コミュニケーション学部の中西のりこ教授が4月18日、共同研究者の峯松信明教授(東京大学大学院)とともに、スペイン南部のアンダルシア州にあるウエルバ大学で招待講演を行いました。

演題は「Application of shadowing technique for automatic detection of listening breakdown」。中西教授の訳は「聴取崩れ自動計測のためのシャドーイング(注あり)技術導入」。教育心理スポーツ学部で言語習得理論を学ぶ学部生や関連分野の研究者を対象に、これまでにグローバル・コミュニケーション学部英語コースの1、2年次生が取り組んできた「シャドーイング」トレーニングの実践方法とその効果について紹介しました。
注 シャドーイング 聞こえる音声を影(シャドー)のように追いかけながら、発音する英語・英会話のトレーニング方法。リスニング、スピーキング能力の向上などに効果があります。

中西教授らは学習者が英語リスニングをしているときに、どこでどうつまずいたか(聞き取れなくなったか=聴取崩れ)を自動的に数値化する技術を開発しました(米国特許出願中)。「この技術を使って、グローバル・コミュニケーション学部生がシャドーイング課題を提出する度にリスニング力を測って記録することにより、授業内でどんな言葉で話しかければよいかを考え、工夫しています」と中西教授は話しています。

講演後、スペインで教職を目指す学生から「このトレーニングに参加したい」「シャドーイングの効果が思うように出ないパターンも紹介してくれたので将来教員になった時に役立てたい」などの意見や感想が寄せられました。

講演の内容についてのプレスリリース(スペイン語)はこちら

中西教授は19日からはバルセロナへ移動。「シャドーイングの効果の測定法について国際大会で上記の講演会とは角度を変えた視点で発表を行います」との伝言が届いています。