神戸学院大学

経済学部

経済学部の3ゼミが「日経ストックリーグ」の取り組みを発表しました

2022/01/13

林ゼミの発表を聴く学生ら
林ゼミの発表を聴く学生ら
三宅ゼミAチームの発表を聴く学生ら
三宅ゼミAチームの発表を聴く学生ら
中村ゼミの発表を聴く学生ら
中村ゼミの発表を聴く学生ら
三宅ゼミBチームの発表を聴く学生ら
三宅ゼミBチームの発表を聴く学生ら
三宅ゼミCチームの発表を聴く学生ら
三宅ゼミCチームの発表を聴く学生ら

経済学部の中村亨教授、林隆一教授、三宅敦史教授の3年次生ゼミが今年度、「日経ストックリーグ」に参加して学んだことについて1月7日、合同の発表会を開きました。計5 チームがプレゼンを行い、最後にどの発表が最も良かった全員で投票し、林ゼミチームが最多得票を獲得しました。

「日経ストックリーグ」は、投資学習のツールとして企画されたコンテスト形式の金融・経済教育プログラムで、日本経済新聞社が主催しています。
 
■シェアリングエコノミーの林ゼミが最多得票
林ゼミチームは、「シェアリングエコノミー」をテーマにモノ、スペース、スキルなどを所有せず、シェアすることでSDGs(持続可能な開発目標)に配慮した活動を展開している企業に「投資」のターゲットを絞り、15社を選定しました。発表した林大介さんらは、「環境への配慮ということでテーマを決めました。当初は減点方式で投資先を絞り込むつもりでしたが、難しいと分かったため加点方式に変更しました。日経ストックリーグを通して、経済や社会の仕組みを勉強することができました」と話していました。

■三宅ゼミAチームは人手不足をテーマに
このほか三宅ゼミAチームは人手不足をテーマにその原因を調べ、重労働や低賃金などが背景にあることを示しました。該当する建設、運送、介護の各業種から各企業を業績などでスクリーニングして投資先の銘柄を決めました。会場からは「人手不足に注目したことは興味深く、将来、それらの業種が利益を生み出すプロセスをさらに追究していくと、さらに面白い」などのコメントがありました。

■中村ゼミは三つのメガリスクを検討
中村ゼミチームは「After Covid19 and COP26」をテーマに、①感染症パンデミック②気候(変動の)危機③人口減少(超高齢化社会)――を三つのメガリスクとして企業の対応を検討することにしました。例えば、人口減少リスクに対処する企業の銘柄として、「ITを使った金融ジェントロジー(老年学)への取り組みなどを考慮して絞り込みました」と説明しました。今後の発展として、「三つのリスクは短期的、長期的、全世界的、日本独自とさまざまに絡み合っており、それらの関連性も調べてほしい」とのコメントが会場から出ました。

■三宅ゼミBチームはプラスチックごみ減量に焦点
三宅ゼミBチームはプラスチックごみの使用をどう抑えるかを考えるために、清涼飲料や酒類を含む食品業界などの企業を検討しました。使い捨て社会からの転換のためにはマイバッグ、マイボトルの利用が大切だとの認識も示しました。2030年までにペットボトルのリサイクルなどにより石油由来の容器をゼロにすると宣言しているサントリーグループなどを銘柄として選んだことを披露しました。

■三宅ゼミCチームは「働き方改革」への取り組み検討
三宅ゼミCチームは「働き方改革」をテーマに、長時間労働が健康被害を招く実態を調べました。長時間労働の背景として納期の問題や価格競争の問題などがあることを示しました。建設業の東証1部上場企業を対象に業績などを比較し、「働き方改革」への取り組みを検討し、スクリーニングしました。若者や労働者を大切にする企業が好ましいと考え、住友林業などの企業を投資先の銘柄に選定しました。