神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミで育児体験「赤ちゃん先生」を実施しました

2022/11/14

育児体験「赤ちゃん先生」に取り組む関谷ゼミ生
育児体験「赤ちゃん先生」に取り組む関谷ゼミ生
ベビーカーを押して有瀬キャンパスを移動しながらバリアフリーの度合いもチェック
ベビーカーを押して有瀬キャンパスを移動しながらバリアフリーの度合いもチェック
ゼミ生にとっては赤ちゃんが「先生」
ゼミ生にとっては赤ちゃんが「先生」

NPO法人「ママの働き方応援隊」が提供する育児体験「赤ちゃん先生」を10月4日と11月8日に、経済学部の関谷次博教授ゼミが実施しました。関谷ゼミで「赤ちゃん先生」を行うのは5回目です。コロナ禍で一昨年度は中止となり、昨年度はオンラインで実施しましたが、本年度は3年ぶりに対面での実施となりました。

1回目のプログラムでは、ゼミ生たちは、赤ちゃんをベビーカーに乗せて、重い荷物を合わせて持ちながらキャンパス内を移動する体験をしました。出入り口のわずかな段差でも想像以上に移動がしにくいこと、階段での移動となると数人の介助を必要とすることなど、子連れの母親の苦労を知ることとなりました。

過去に関谷ゼミでは、子連れの母親が公共交通を使って移動する際の難しさについても実体験しており、ゼミ生の経験の積み重ねをもとに、子育て支援の一環として、いかにスムーズに公共交通を利用することができるのかといった社会課題の解決に今後も努めていきます。

終了後には一つうれしい知らせがママの働き方応援隊の方からありました。ゼミ生がキャンパス内で偶然出会った子連れの母親に声を掛けてくれて、ベビーカーの移動を手伝いながらキャンパス内の道案内をしてくれたそうです。学んだことを早速実践してくれたと、ゼミ生の意識の高さに感心されていました。

2回目のプログラムでは母親から育児体験の聞き取りをしました。これからの人生のなかで経験するであろうという当事者意識の現れからか、ゼミ生たちは真剣に聞いていました。学生たちは「育児は大変そうだけれど、話している母親は楽しそうだ」と話していました。「育児の負担は母親だけが背負うものではなく、パートナーや社会の助けがあれば、それは軽減される」ことを学生たちは学んだようでした。