神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷教授が担当する「地域経済論」受講生が菊正宗酒造記念館を見学しました

2022/07/11

井内副館長から説明を受ける受講生ら
井内副館長から説明を受ける受講生ら
松田館長から説明を受ける受講生ら
松田館長から説明を受ける受講生ら
菊正宗酒造記念館を訪問し、記念撮影する受講生ら
菊正宗酒造記念館を訪問し、記念撮影する受講生ら

経済学部の関谷次博教授が担当する「地域経済論」を受講している学生50人が、6月29日と7月6日、2班に分かれて神戸市東灘区にある「菊正宗酒造記念館」を訪れました。

事前の講義で兵庫県の地場産業の種類や操業地域について学びました。実際に地場産業の現場を知る目的で、兵庫県の代表的な地場産業の一つである清酒の醸造業に注目しました。

神戸市灘区から西宮市の沿岸部にかけての一帯には多くの清酒メーカーが立地しています。「灘五郷」と称されるこの地には古くから酒造りが行われていました。「菊正宗」ブランドで全国的に有名な菊正宗酒造は灘五郷の一つ、御影郷にあり、記念館は醸造蔵(工場)に隣接して設置されていました。

同記念館では、松田昌晃館長と井内雅巳副館長から清酒造りについての説明を受けました。菊正宗酒造は1659(万治2)年に創業した360年以上も続く長寿企業でもあります。同社の酒造りは、昔からの製法である手間と時間をかけて酒母を育てる生酛(きもと)造りに特徴があり、その製造工程も説明していただきました。

その昔、眠気覚ましと時間を計る目的から歌を歌いながら生酛造りの作業をしていたという話は大変興味深いものがありました。受講生の山崎明樹さん、藤井大輔さん、守山洸誠さん(いずれも3年次生)は、「そうした製法を守るための伝承はどうしているのですか」などと、突っ込んだ質問をしていました。「今回の見学を通じて、地場産業を知るという目的のほかにも、座学だけでは学ぶことのできない、五感を使ってのアクティブラーニングの大切さを学生たちは身に付けることができたと思います」と関谷教授は話しています。