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うぐいす文学賞の第1回年間優秀賞が決まりました

2019/12/13

うぐいす同人誌に本年度掲載された数多くの作品から選ばれました
うぐいす同人誌に本年度掲載された数多くの作品から選ばれました
「うぐいす文学賞」審査委員会(代表・岡田悦夫学外講師)が選考結果を発表し、表彰式を行いました
「うぐいす文学賞」審査委員会(代表・岡田悦夫学外講師)が選考結果を発表し、表彰式を行いました

小説創作研究会うぐいすは8日、「うぐいす文学賞」の表彰式を行いました。同賞は、うぐいすが創部25周年を記念して、今春、自由で個性豊かな作家育成を目的に創設しました。

第1回年間優秀賞は、見坂侑哉さん(人文学部3年次生)の「ショータイム・ショーダウン」、森川都武さん(同2年次生)の「群青の夢」の2作品、第1回年間特別賞には、アテンディド・アンジェリンさん(心理学部1年次生)の「You belong with me」が選ばれました。下半期の第2回優秀賞には、吉田圭吾さん(人文学部3年次生)の「くろがねは鎮魂歌を求めない」、十時梓さん(心理学部1年次生)の「彼岸花」が選ばれました。

見坂さんは「受賞の旨を聞いた時、茫然としてしまいました。選ばれると思っていなかったのはもちろんですが、自分の書いた作品が評価されたことに対する驚きの方が強かったです。自分の好きなものを盛り込んだ中編だったので、受賞できたことは素直に嬉しいです。指摘された箇所にも目を向け、次回はよりよい作品を書けるように努めていきたいです」、森川さんは「読んでいただいたこと、評価していただいたこと、賞をいただいたこと、ありがたいことばかりいただいています。今後の賞もいただいていくつもりです」、アンジェリンさんは「今回は年間特別賞をいただき、とても嬉しく思います。私は中学生のときから書いていましたが、このような賞を貰えたのは初めてです。ありがとうございました」と喜びを語っています。

吉田さんは「書けない書けないと不貞腐れ続けた一年でしたが、最後の最後で書き上げることができ、さらにそれが先生からも評価されたのは、今年一番うれしい出来事だと思っています。今後も頑張っていきたいです」、十時さんは「賞をいただいて、嬉しいと思いつつも、自分でいいのかという気持ちもあります。技術はまだまだなので、もっといい作品を書けるように、これからもいろいろと学んでいきたいです」とそれぞれ話しています。

選考委員の一人である島雄さん(飢餓祭同人・三宮悦盛塾主宰)は「そもそも芸術作品に優劣をつけること自体罪悪なのに、みなさんの書きたい、読んでもらいたい熱意を肌に感じ、全部に授賞したい気持ちになりました。『読みやすい』『生き方に迫るテーマがかくされている』を視点に、あえて数編を選びました。表彰式当日も、私の評に対する真剣なまなざしと質疑に出合い、こちらこそ勉強させてもらいました」と感想を語っています。

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