会社説明会・会社訪問

 


準  備


□相手を知る!

 会社資料や雑誌・新聞等の切り抜き、OB訪問の時に聞いた話などをチェックしておく。会社説明会終了後面接ということもあるので、会社説明会だからといって、ただ行くだけというのではいけない。事前に会社資料が送られてきている場合、何のために前もって送られてくるのかよく考えて欲しい。

□己を知る!

 自己PR、志望動機をまとめる。さらに、文章にして紙に書くだけではなく、声に出して話してみよう。(詳しくは10ページ『自己PR・志望動機』を参照)

□必要書類をチェックする。

 提出書類は、履歴書、学業成績・卒業見込証明書、健康診断証明書の3種類だけと決めつけてはいないか。思い込みは禁物。企業によっては、作文や訪問カードなど独自の書類の提出を求めるところもあるので、必ず案内状などで確認する。

□会場への道順と所要時間を確認する。

 資料の提出先や連絡先と会社説明会の会場が同じ場所とは限らない。当日あわてなくてもよいように前日までに確認しておくこと。

□持ち物・スーツ等は前の日に揃えておく。

 『当日でいいや。』なんて人に限って当日は時間がない、心あたりのある人はこの際改心すること。

□新聞をよく読む。

 時事問題は、過去の事は聞かれない、最新の話題に注目!当日の朝刊(できれば日経、朝日、読売、毎日)は必ず読んでおく。時間がない場合は政治・経済・社会・スポーツ欄の見出しだけでも目を通しておく。

 


当日、会社に入る前に


□会社説明会は、特に早めに行くこと。

 できるだけ会社側の説明者と目線の会う場所を確保しよう。また、たとえ予約していても席がなくなることもある。予約なしで出席できる場合はなおさら、30分前に行ったら座席はいっぱいで資料もすでになかったなんてこともめずらしくない。

□服装の最終チェック

 靴の汚れ、髪形の乱れ、襟、ネクタイ、スーツやズボンのポケット等をトイレでチェックする。

□担当者の部署と名前を確認

 『私、神戸学院大学○○学部の○○と申します。○○課の○○さんにお目にかかりたいのですが…』という具合にすらすらと言えるように事前に頭に入れておく。

 


受  付


(1)まず大学名・学部・氏名を名乗る。

(2)来社の目的を告げる。

 一礼し、訪問の目的とどの部署に誰を訪ねるのか、相手の顔を見てはっきりと。

□担当の方が来られるまで邪魔にならないところで待つ。

□席についている場合は、担当者の姿が見えたらすぐ立ち上がる。

□待合室に案内された場合は、私語を慎み、静かに待つ。

□たとえ灰皿が置いてあっても、煙草は吸わない。

 


入室―会社説明会の場合―


□担当者からよく見える席に座る。

 席が空いているのに、後ろの席に座るのは、意欲のない証拠。できるだけ前、できるだけ中央の席につく。人事担当者は、思った以上に相手の顔を覚えるもの。

□話はメモをとりながら聞く。

 相手の顔を見ながら話を聞き、要点はメモをとる。後の質問の材料にもなる。

□話を聞く態度から面接は始まっている。

 ここで悪い印象を残しては、面接でいくら頑張っても時すでに遅し。

 


入室―個人面接の場合―


(1)ノックは2〜3回。相手に聞こえる程度にしっかりとたたく。

(2)「失礼します」と言って、静かにドアを開ける。

(3)ドアを閉めた後、担当者の方をみてお辞儀をする。

 ドアを閉める時は、なるべく背中を見せないように、体を斜めにして閉める。
 後ろ手に閉めるのは論外。

(4)椅子の前まできたら、相手の顔を見て、大学名・学部・氏名を名乗る。

(5)担当者に勧められてから、挨拶をして着席する。

(6)〜面接開始〜(面接中の注意事項は次のページに詳しく説明。)

(7)面接が終了したら、立ち上がり、椅子の横にまわって「ありがとうございました。よろしくお願いします。」と言って一礼する。

(8)ドアへ進みドアを開けたら、担当者の方を向き、「失礼します。」の一言を添え、軽く礼をして静かにドアを閉める。

(9)外にいる受付の人や人事の人にも「ありがとうございました。」「失礼します」と一言挨拶する。

会社訪問の場合はお礼状を書いて、自分の意欲をアピールしよう。

 


面接中の注意事項


□第一印象を大切に。

 名前と挨拶は、大きな声ではっきりと相手に伝えること。

□自己PR・志望動機は、簡潔にわかりやすく。

 ただ長く話すことで積極性をアピールしていると勘違いしないこと。

□自己PRは具体例を入れて述べよ。

 『実行力があってサークルの後輩からも頼りにされる存在です。』だけでは、君が本当に実行力があると思ってくれる人は誰もいない。

□よく聞かれる質問には、完璧な答えを用意しておく。

 面接でよく聞かれる質問は、(1)自己PR、(2)志望動機、(3)どのような仕事をしたいか、(4)大学時代特に打ち込んだこと・学生生活で得たことなど。これらの質問に対しては、きちんと答えられて当たり前、答えられないようでは意欲を疑われる。

□履歴書に書いたことは、すべて質問されるという気持ちで臨め。

 面接者は、必ず履歴書、訪問カードや作文の内容をもとに質問をする。書いた内容は、さらに掘り下げて説明できるよう準備しておく。逆に言えば、質問して欲しいこと・自信があることはさりげなく提出書類のどこかに書いておくとよい。また、書類を提出してから面接まで間があくことも多いので、必ずコピーをとっておく。

□長い話は、結論から話す。

 自分が強調したいこと・自信を持っていることはつい話が長くなる。しかし、うまく話をまとめないと聞いている方は話の骨子が分からず、聞くだけで疲れてしまう。初めに結論を話せば、骨子が分かりやすく、話もすっきりとまとまりやすい。

□他社の悪口、会社の批判は言わない。

 他社と比較する場合は、他社をほめた上で、その会社のどこにより魅力を覚えるのかをアピールする。その会社をほめるつもりで、同業他社の悪口を言うのは、かえって心証が悪い。ライバル会社であっても、人事担当者同士は仲がよい場合も多い。また、会社のウィークポイントをつく発言や質問も、相手の気分を害することが多い。

 


面接後の留意事項


□何を聞かれ、どう答えたかを就職手帳等に記録しておく。

□うまく答えられなかったことなどを反省し、次の面接に生かす。

□面接で得た会社や業界の情報をもとに、志望動機等を見直す。





このごろの面接事情


*ディベート

 最近増えてきた面接方法。あるテーマ(『職場での喫煙』など何でもよい)について、自分のもともとの意見には関係なく「賛成」か「反対」に振り分けられる。振り分けられた側の立場にたって自分の意見を述べ、相手を説得する。結果だけではなく、論理性、柔軟性、相手の言い分に耳を傾けているか、相手の意見を踏まえて反論しているかなどを総合的に判断される。ディベートは感情的になりやすいので注意が必要。また、規制緩和などある程度予備知識がないと話ができない場合もあるので、新聞やニュースに日ごろから関心を持つよう心がけて欲しい。

*圧迫面接とほめ殺し面接

 圧迫面接というのは、わざと相手を困らせるような質問をして、相手の反応をみる面接方法。例えば『君は、成績が悪いね。3年間何してたの?』とか、わざと難しい質問をして答えられないと『君は本当にやる気あるの、もっと勉強してきてくれないとね。』みたいな質問を次々とされる。これは、厳しい局面に立ったときの対応能力をみるために行う面接方法なので、どのようにその局面を打開していくかがポイントとなる。初めの質問のような場合は、その分自分が何に打ち込んできたのかをアピールするとか、感情的にならないことが大切。君が受験している会社の仕事がそういった問題回避能力を要求されるので、圧迫面接で試している場合もある。ただ、時には面接者が、面接慣れしていなくて圧迫面接になってしまう場合もある。

 ほめ殺し面接というのは、面接の雰囲気もなごやかで自分ではうまくいったと自信を持っていたら、落とされるというもの。こんな事があったからといって人間不信に陥ってはいけない。自分ではうまくいったつもりでも、実は話の内容が合格基準に達していないと判定されていたりつい調子に乗りすぎてボロを出してしまったということが多い。なごやかな雰囲気の中でも、面接者は、君の会話や態度を通してしっかり評価している。

*最終面接

 普通は採用の最終的な決定権を持つ役員による面接。ここまできたら、まず大丈夫というのは昔の話。最近では、ここで涙を飲む人が結構いる。ポイントの一つは、面接者がこれまでよりも年輩の人であること。社会人としての常識を備えているか、服装・マナーなどを、これまで以上に厳しくチェックされる。役員面接というと、緊張とここを切り抜けたら内定というプレッシャーからつい守りに入って小さくなってしまう人が多い。しかし、それは逆、年輩の人ほど若者には元気良さや熱意を期待する。まず、なにより普段より大きめの声ではっきりと話すこと。

 


会社説明会・会社訪問持ち物チェックリスト


□ハンカチ

□ティッシュペーパー

□財布

□就職手帳

□筆記用具

□携帯用国語辞典

□テレホンカード

□地図(できればビル名まで書いてあるもの)

□会社資料(最低限、連絡先の住所や電話番号が書いてある物は必要)

□提出書類〔基本は履歴書、学業成績・卒業見込証明書、健康診断証明書。他に訪問カードなどその会社独自の書類が必要なこともある〕(提出書類はいつも多めに持ち歩くこと)

□印鑑と朱肉

□傘(梅雨時などは、3段折りたたみの物を常時持ち歩いた方が安心)

□替えのストッキング(もちろん女性のみ)

 


メガネも着替えろじゃないけれど・・・


 会社訪問や面接をする際、服装や髪形には細心の注意を払っているのに、意外と無頓着な人が多いのがメガネです。ところが、『目は口ほどにものを言う』という諺もあるように、メガネによって印象が随分違ってくるものです。志望する業界にもよりますが、一般的にいってふちの丸いメガネは就職活動には向きません。また、ふちのないメガネも弱々しい印象を相手に与えるものです。ですから、そういうメガネしか持っていない人には、この際就職活動用・仕事用として通用するメガネを購入することをお勧めします。

 


壁に耳あり、トイレに・・・


 待合室ではもちろん、たとえトイレでも気を緩めて無駄話をしてはいけない。人事担当者が個室に入っていることもある。

 また、会社説明会や面接の後、近くの喫茶店で情報交換をする人も多いが、これも要注意。会社の評価や他社との比較などを散々話して、ふと隣を見たらさっきの面接者がコーヒーを飲んでいたなんてこともある。

 


筆記試験中の態度に注意


 つい気を許してだらしない態度や横柄な態度になっていないか。担当者はちゃんと見ている。

 


意外と難問、家族の電話の応対対策


 留守中に企業からかかってくる電話。家族の誰がでてもちゃんと応対できるだろうか。会社説明会や一次面接の案内くらいだと、たとえ本人でなくても、電話での応対が悪かったり要領を得ないと、それきりになったり後回しにされてしまうことも多い。

 いつ、どこ(○○会社○○課の○○さん)から、どのような用件で電話があり、君はどうすればよいか(いつ、どこへ、何を持っていけばよいのかなど)をしっかりと確認してもらえるようよく頼んでおくこと。そのためには、いまどこの会社を受けていて、どの段階まで進んでいるのか、現在の状況を常に説明しておく。

 それが難しければ、昼間は留守番電話にまかせるのも一つの方法だろう。








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