自己PR・志望動機


自己PRと志望動機は最重点対策項目

 自己PRと志望動機、この二つは面接の際には必ずと言ってよいほど話題になります。少し極端な話かもしれませんが、この二つさえしっかりと抑えておけば面接はなんとかなるものです。
 面接者にとっては、この二つの質問は答えられて当然であり、答えられなければ意欲と能力を疑われても仕方ありません。また、面接者は何百人という学生の自己PRと志望動機を聞く訳ですから、いかに他の人とは違った自分だけの自己PRや志望動機が語れるかということが重要です。
 それでは以下に自己PRと志望動機の作り方とチェックポイントについて、具体的に書いてみましたので参考にしてください。


自己PRの作り方(就職手帳10ページも参照のこと)


(1)自分の人生を振り返る

 打ち込んだこと、感動したこと、挫折したこと、自慢できること、自分らしいと思うこと、自分を変えた大きな出来事などをノートに書き出してみる。(体験談)

(2)自分のPRポイントを考える

 まず、いくつでもよいから自分のPRポイントであると思う点を書き出してみる。
 友達や知人に自分の長所について聞いてみてもよい。また、適性検査を受けていれば、その結果も参考にする。

例)

行動力、リーダーシップ、忍耐力、几帳面、協調性など

(3)メインテーマを決める

 (2)で書き出した自分のPRポイントの中から、自分が最もPRしたい点を一つないし二つ選ぶ。

(4)(1)で書き出した体験談の中から(3)で選んだPRポイントを語るのに最も適した話題を選ぶ。

(5)3分程度で話せる量(1,000字程度)にまとめる。文章の構成としては、最初にPRポイント(すなわち結論)を述べてそのあとに理由と具体例を続ける。

(6)自己PRの3分版が完成したら、それを更にまとめた1分版を作成する。

(7)自己PRの3分版と1分版を声に出して話してみる。

(8)常に推敲する。

 会社訪問や面接の度に不十分だったと思う個所があれば、その都度修正し、より完成度の高いものにしていく。ただ、あくまで自然に語れることが必要で、いかにも練りに練ってきましたという感じにならないように注意すること。

 


志望動機の作り方


(1)大まかな志望業種を3・4種類決める。

 その業界に対して自分が持っているイメージと現実がかけ離れていることもあるので、この段階で業種を絞り過ぎないようにした方がよい。

(2)志望動機と結びつくような体験を書き出してみる。

 例えば、アルバイトで体験したこと、ゼミの研究テーマ、周囲で起こった出来事、トラブルが起こった時に的確な対応をしてもらった思い出など。

(3)その業界についての情報収集をする。

 まず、業界研究などの本を1冊読んでみる。基礎知識がついたら、会社案内や新聞・雑誌等を読んでさらに情報を収集する。この時、興味を持ったことや疑問に思ったこと(会社説明会や面接の時の質問の材料にもなる)を書き出しておく。
 就職資料室には、情報収集のためのさまざまな資料があるのでぜひ活用しよう。

(4)志望動機の暫定版を作成する。

 これまでの情報収集の中で、感じたこと・興味を持ったこと、自分が経験したことを材料にして暫定版の志望動機をまとめてみる。

(5)OB・OG訪問をして志望動機を固める。

 OB・OGに業界の話や毎日の業務、将来の見通し、疑問に思ったことなどを質問して志望動機を固めよう。後は自己PRの作り方(5)〜を参照してください。


【そんな時間はない場合の志望動機の作り方】

 就職活動をしていると、上記のような手順で志望動機を作っている暇は到底ないというような状況に遭遇する場面もでてくる。
 そんな時は、とりあえず会社案内を読んでみよう。会社案内はその会社を凝縮したものであり、その会社の経営方針から、概要、自信を持っているところなど多くのことが語られているはずである。その中から、他社にはない点や共感できる点、自分のこれまで経験したことと結び付けて志望動機になりそうな点を探し出して志望動機を作り上げるとよい。

 


自己PR・志望動機のチェックポイント


【初級編】

□言葉の羅列になっていないか。

 いくら自分の長所や志望理由が沢山あるといっても、あれもこれもと並べたてたのでは、かえって本当に良いところ・入社意欲が見えなくなってしまう。自己PRにしろ、志望動機にしろ、どれか一つか二つのことに重点を置いて詳しく述べた方が面接者に訴える力が出てくる。

□抽象的な表現に終始していないか。

 『明朗活発』『積極的』『協調性』『行動力』とか『将来性がある』『やりがいが感じられる』といった抽象的な言葉の羅列だけでは、説得力がでてこない。

□具体例や自分の経験をまじえて語っているか。

 例えば、『行動力』があることをアピールしたい場合、学生時代にこんなことがあって、こういうことを実現したというように自分の体験を交えて話をすると、俄然説得力がでてくる。
 自己PR・志望動機に具体例や体験談は不可欠であると考えること。

□自分の言葉で語れるか。

 せっかく素晴らしい自己PR・志望動機を考えても、いかにも考えてきましたという感じの棒読み・暗唱口調では評価も半減してしまう。自己PR・志望動機がまとまったら、自然な話し言葉で語れるよう声に出して練習をしておこう。


【中級編】

□具体例や体験談が自己PR・志望動機の証明・裏付けになっているか。

 せっかく具体例や体験談を話しても、どうしてそれが自己PRや志望動機に結びついてくるのか首をかしげたくなるような場合がある。例えば、自己PRとして『行動力がある』ということを言いたい場合に、『旅行に行くためにアルバイトを始めた』といった具体例では、『行動力ってその程度?』と思われるのが関の山である。


【上級編】

□自己PR・志望動機から入社後の姿が見えてくるか。

 面接者は、自己PRや志望動機を通して君たちの昔話や自慢話を聞きたい訳ではない。それでは何のために聞くのか?突き詰めて言えば、自己PRや志望動機を通して、君たちの熱意と入社後の期待度を見極めようとしている。逆に言えば、すぐれた自己PR・志望動機というのは、その話を通して入社後の(もちろん、活躍する)君の姿が見えてくるものでなくてはならない。








[戻る]