[III]本学医療人教育の基本的内容について
I.医療人教育関連科目の配置一覧
| 学年 | 専門教育科目 | 演習実習など | 共通教育など |
|---|---|---|---|
| 1年次 | 生と死 薬学への招待 |
演習実習 IA、演習実習 IB 早期体験学習 |
文章表現 I,II
基礎情報処理実習 I,II |
| 2年次 | |||
| 3年次 | 医薬品情報の収集と活用 | ||
| 4年次 | 信頼関係の確立を目指して 医療の担い手としての心構え 原著論文を読む |
演習実習 IV 病院・薬局に行く前に |
|
| 5年次 | 病院で学ぶ、薬局で学ぶ 薬学総合研究 I |
||
| 6年次 | 薬学総合研究 II |
II. 方略(体験学習、SGD, PBL, ロールプレイ、e-learningなど)および評価方法と基準
一般的な方略、評価方法と基準については神戸学院大学シラバスデータベースから閲覧することができる。
下にURLを示す。
「神戸学院大学シラバスデータベース」http://db.kobegakuin.ac.jp/syllabus_new/search/
特に、技能・態度の評価方法については、下に列記する。
A.ヒューマニズムについて学ぶ
(1)生と死
【生命の尊厳】
- 人の誕生、成長、加齢、死の意味を考察し、討議する。(知識・態度)
- 自らの体験を通して、生命の尊さと医療の関わりについて討議する(態度)
演習実習IAの「脳死と臓器移植」のディベートおよび「出生前診断」のSGDへの参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
(2)医療の担い手としての心構え
【社会の期待】
- 医療の担い手として,社会のニーズに目を向ける。(態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)の前後におけるレポート(.Campusの掲示板)の内容を評価する。
- 医療の担い手として,社会のニーズに対応する方法を提案する。(知識・態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)内でSGDの時間をとり、討議への参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
- 医療の担い手にふさわしい態度を示す。(態度)
「医薬品情報の収集と活用」(3年次後期)において、実習を行い、情報提供文書の記入を評価する。
【医療行為にかかわるこころ構え】
- 患者の基本的権利と自己決定権を尊重する。(態度)
- 医療事故回避の重要性を自らの言葉で表現する。(態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)後のレポート(.Campusの掲示板)の内容を評価する。
【研究活動にかかわるこころ構え】
- 研究者に求められる自立した態度を身につける。(態度)
- 他の研究者の意見を理解し,討論する能力を身につける。(態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)内でSGDの時間をとり、討議への参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
配属された各研究室(原著論文を読む,総合薬学研究I,II)(4~6年次)で、さらに研究態度を身につけ、卒業論文および発表を評価する。(学生同士の評価および教員による評価)
【医薬品の創製と供給にかかわるこころ構え】
- 医薬品の創製と供給が社会に及ぼす影響に常に目を向ける。(態度)
- 医薬品の使用にかかわる事故回避の重要性を自らの言葉で表現する。(態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)内でSGDの時間をとり、討議への参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
実習「病院・薬局に行く前に」(4年次後期)の「医薬品の管理と供給」「リスクマネージメント」の実習において、さらに発表やロールプレイを行い学生同士の評価および教員による評価を行う。
【自己学習・生涯学習】
- 医療にかかわる諸問題から,自ら課題を見いだし,それを解決する能力を醸成する。(知識・技能・態度)
- 医療の担い手として,生涯にわたって自ら学習する大切さを認識する。(態度)
講義「医療の担い手としての心構え」(4年次前期)後のレポート(.Campusの掲示板)の内容を評価する。
(3)信頼関係の確立を目指して
【相手の気持ちに配慮する】
- 相手の心理状態とその変化に配慮し,適切に対応する。(知識・態度)
【患者の気持ちに配慮する】
- 患者の心理状態を把握し、配慮する。(知識・態度)
- 患者の家族の心理状態を把握し、配慮する。(知識・態度)
- 患者やその家族の持つ価値観が多様であることを認識し、柔軟に対応できるよう努力する。(態度)
実習「病院・薬局に行く前に」(4年次後期)の「服薬指導と患者情報」のロールプレイおよび患者インタビュー実習とそれにともなうSGDの中で、フィードバックおよび、学生相互・教員による観察記録に基づき評価する。
- 不自由体験などの体験学習を通して、患者の気持ちについて討議する。(知識・態度)
演習実習 IAの「不自由体験」後のSGDへの参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
【チームワーク】
- チームに参加し、協議的態度で役割を果たす。(態度)
実習「病院・薬局に行く前に」(4年次後期)の「薬剤師業務に注目する」の中で、現役薬剤師による講演「医療活動における薬剤師の位置づけと役割」「チーム医療における薬剤師の役割」の後のSGDおよびプレゼンテーションで、学生相互および教員による観察記録により評価する。
- 自己の限界を認識し、必要に応じて他者に援助を求める。(態度)
実習「病院・薬局に行く前に」(4年次後期)の「薬剤師業務に注目する」の中で、個人では対処できない事例を題材としたSGDにおいて、学生相互および教員による観察記録により評価する
【地域社会の人々との信頼関係】
- 薬の専門家に対する地域社会のニーズを収集し,討議する。(態度)
実習「病院・薬局に行く前に」(4年次後期)の「薬剤師業務に注目する」の中で、現役薬剤師による講演「地域における薬剤師の重要性」「在宅医療における薬剤師の役割」を聴いて、SGDを行う。SGD中の学生相互・教員による観察記録に基づき評価する。
B.イントロダクション
(1)薬学への招待
【総合演習】
- 医療と薬剤師のかかわりについて考えを述べる。(態度)
演習実習 IAの「薬剤師の役割」の後の感想文(.Campusの掲示板)を評価する。
- 身近な医薬品を日本薬局方などを用いて調べる。(技能)
演習実習 IAの「風邪薬について調べよう」の調査票の記入を評価する。
(2)早期体験学習
- 開局薬剤師の業務を見聞し、素能宇養成について自分の意見をまとめ、発表する。(知識・態度)
4月に実施する早期体験学習(1年次)「薬局訪問」で、準備の小グループ討論、実際の訪問、訪問後の小グループ討論と発表の参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
- 病院における薬剤師および他の医療スタッフの業務を見聞し、その重要性について自分の意見をまとめ、発表する。(知識・態度)
- 製薬企業および保健衛生、健康にかかわる行政機関の業務を見聞し、社会において果たしている役割について討議する。(知識・態度)
9月に実施する早期体験学習(1年次)「体験訪問」で、訪問の下調べ、準備の小グループ討論、実際の訪問、訪問後の小グループ討論、発表用ポスター作成、発表会での他グループとの討議の参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
- 保健、福祉の重要性を具体的な体験に基づいて発表する。(知識・態度)
演習実習 IAの「不自由体験」後の小グループ討論の参加度を評価する。(自己評価および教員による観察記録)
IV. 模擬患者さんについて
ボランティアを募り,学部内で養成する計画をしている。
- はじめに
- 本学6年制薬学教育に対する基本方針と教育・研究理念
- 本学医療人教育の基本的内容について
- 本学薬学教育カリキュラムについて
└別表1 - 本学実務実習(事前実習)について
└別表2 - 本学における問題解決能力の醸成のための教育について
