§環境衛生学

☆垣内 靖男

〓主題と目標〓

 「衛生」の意味するところは、健康の保持(保健)または健康障害の予防であるが、これとヒトの日常生活をとりまく諸種の自然環境因子とは不可分の関係にある。本講義では環境因子の中の空気、水をとりあげ、それぞれについて含有される有害物質と、そのヒトに対する影響および公害防止のための関連法規、ならびにその測定法を中心に講述し、環境衛生についての具体的理解に資することを目標とした。なお、騒音、日光についても同様の立場から解説を加えた。

 

〓授業計画〓

第1回

 〇衛生学、公衆衛生学の歴史 

 〇環境衛生学の位置づけ、定義

 〇環境因子の分類

 〇公害が問題化するに至った経緯

 〇地球上の生態系の相互関係

第2回

 〇屋内空気環境(普通室内空気)

  ・空気の組成、気温、気湿、力夕冷却力、気動、感覚温度

第3回

 〇屋内空気環境(普通室内空気)

  ・熱幅射、気圧、照度、気臭、じんあい、CO、CO2、細菌、普通室内空気判定基準

第4回

 〇屋内空気環境(特殊室内空気)

  ・O2、じんあい、その他の有害物質、特殊室内空気判定基準

 ○室内空気調節

第5回

 ○環境基本法と関連法令、環境衛生行政

 〇大気汚染

  概論、汚染物質とその影響(ばいじん、SOx,NOx、CO、オキシダント)

  ・スモッグ

第6回

  ・大気汚染に関する環境基準

  ・法令、条令による汚染防止対策

  ・汚染防止技術

  ・汚染物質測定法(1) 浮遊粒子状物質、SOx

第7回

  ・汚染物質測定法(2) NOx、オキシダント、CO

 〇悪臭

 〇騒音(定義および測定法、種類と影響、環境基準、法令による規制)

 ○日光

第8回

 〇飲料水

  ・概論、浄水法(l)(水源と取水、沈殿、ろ過)

第9回

 〇欽料水

  ・浄水法(2)(消毒)

  ・水質基準

   健康に関連する29項目および水道水が有すべき性状に関連する17項目

  ・試験法(1)

   臭気、味、濁度、色度、残留塩素、pH、NH3-N、NO2-N、NO3-N

第10回

 〇欽料水

  ・試験法(2)

   CI、有機物等、一般細菌、大腸菌群、シアン、フッ素、CCl4等一般有機化学物質、消毒副生成物、農薬類、重金属類、硬度、蒸発残留物、陰イオン界面活性剤、フェノール類、その他

第11回

 〇水質汚濁

  ・汚濁物質とその影響(1)(汚濁、汚濁の影響、生活排水中汚濁物質)

第12回

 O水質汚濁

  ・汚濁物質とその影響(2)(産業排水中汚濁物質)

  ・汚濁に関する環境基準

  ・法令、条令による汚濁防止対策

  ・汚濁防止技術(l)(下水道@)

第13回

 〇水質汚濁

  ・汚濁防止技術(2)(下水道A、産業排水処理)

  ・汚濁物質試験法

   pH、SS、DO、BOD、COD、シアン、全N、全P、低沸点有機Cl化合物、ベンゼン、チウラム、シマジン、チオベンカルブ


時間割に戻る

研究室に戻る