§情報科学
☆赤穂 栄一
〓主題と目標〓
薬剤師業務は、近年物志向から患者志向に移行し、患者を中心とする情報の的確な処理、提供が重要となったといわれる。また、1988年に100点(現在は900点)業務として出発した薬剤服用歴管理指導料の新設においては、医薬品情報管理室の設置が義務づけられていた。このような薬学における情報の科学を考えるとき、コンピュータ一の役割は甚大である。ソフトウェアの氾濫により、ややもするとその基本的原理を忘れがちであり、今一度見直してみたい。医薬分業においても情報の提供が重要視されている。分業が実施されてこそ薬剤師によって医薬品情報の提供が行われ、国民の福祉に貢献できるといわれている。これらを背景に次の項目を学習する。
〓授業計画〓
第1回 情報の概念
情報の語源、宇宙の2大要素としての情報、情報伝達モデル
第2回 臨床薬学と情報
薬剤師業務の変化と情報の重要性、医薬分業と情報
第3回 情報源とその分類
1次資料、2次資料、3次資料、CD-ROM
第4回 情報の収集、整理、提供
体系的DI活動
第5回 コンピュータと情報科学(1)
コンピュータの原理、フローチャート
第6回 コンピュータと情報科学(2)
基数変換、OS(オペレーティング・システム)、コンピュータの性能、コンピュータ言語
第7回 コンピュータと情報科学(3)
プログラミングの事例
第8回 コンピュータによる情報検索
ブール演算子、前方一致検索、フィールド指定検索、フレーズ検索、適合率、再現率
第9回 情報としてのデータべ−スの事例
Medline、Chemical Abstracts
第10回 ネットワーク化とインターネット
インターネトの構造、サーチエンジン
第11回 薬剤師による催奇形性作用を中心とする情報の扱い方
催奇形性情報の概念とその取り扱い方
第12回 情報の評価
薬物に関する論文の評価