§生化学V

☆紀氏 健雄

〓主題と目標〓

 生命は、タンパク質、核酸など、生体高分子の相互連携によって維持されている。酵素反応の機構と活性調節、反応速度論、細胞の刺激応答と代謝制御、DNA、RNAの役割など、細胞機能の基本的な仕組みを理解する。

 

〓授業計画〓

第1回 夕ンパク質の高次構造

 α‐ら旋、β‐構造、ランダムコイル、ドメイン構造。四次構造とサブユニット、複合タンパク質。繊維状タンパク質と球状タンパク質の構造と機能。

第2回 酵素の特徴と役割

 酵素と化学反応、活性化エネルギー。酵素の反応条件。活性部位と基質特異性。補助因子と補酵素。酵素の分類。

第3回 酵素反応の速度論的解析

 Michaelis-Menten式、Lineweaver-Burkプロット。Eadie-Hofsteeプロット。酵素阻害様式の解析。

第4回 酵素活性と代謝調節

 酵素活性の調節:アイソザイム、チモーゲン、リン酸化-脱リン酸化、サブユニットの会合・解離、アロステリック酵素とフィードバック阻害他。

第5〜7回 タンパク質と細胞シグナリング

 受容体(レセプター)、Gタンパク質、アデニル酸シクラーゼーcAMP系、ホスホリパーゼC-IP3/DAG系、カルモジュリン、プロテインキナーゼ。細胞内カルシウムホメオスタシス。ホルモン応答(核レセプターによる標的遺伝子発現制御他)。

第8回 核酸と遺伝子

 遺伝子と遺伝情報。DNA及びRNAの構造的特徴と機能、相補塩基対、二重ら旋。タンパク質合成の概要。塩基配列の決定法。

第9回 遺伝子の構成と複製

 染色体、遺伝子の構造。DNAの生合成と関連酵素、校正機構、DNAの組替え、修復。

第10回 遺伝子の発現(転写)

 遺伝情報のDNAからRNAへの転写、プロセッシングの機構。

第11回 遺伝子の発現(転写)

 mRNAからタンパク質への翻訳と調節。翻訳後タンパク質の修飾。遺伝子発現制御。


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