§食品栄養化学T
☆紀氏 健雄
〓主題と目標〓
私たちの生命の糧として日々食する食品とその体内での利用の仕組みを理解し、健康の増進に役立てることを目的とした学問で、健康な生活を送るために必要な栄養素やその供給源としての食品などについて述べる。
〓授業計画〓
第1回 栄養・食品化学概論
生体の構成成分とその機能。栄養と栄養素。食品及び食物。人体における栄養素摂取の機構(消化管と消化のメカニズム、腸内細菌、胆汁と腸肝循環など)。
第2回 糖質
糖質の種類。分析法。消化・吸収機構、体内代謝(主要機能、血糖、貯蔵、異化など)。栄養上の意義。糖質代謝の異常。
第3・4回 脂質
脂質の種類。化学試験、変質試験。消化・吸収機構、体内代謝(主要機能、輸送、貯蔵、異化など)。栄養上の意義。脂質代謝の異常。
第5・6回 タンパク質
栄養素としてのアミノ酸、タンパク質の種類。消化・吸収機構、体内代謝、窒素平衡。食品中のアミノ酸、タンパク質の栄養評価法(生物価、化学価)。アミノ酸代謝の異常。
第7回 ビタミン(1)
ビタミンの定義と種類。プロビタミン。力価。脂溶性ビタミン及びビタミンCの理化学的性質、生理作用並びに栄養上の役割。欠乏及び過剰症。定量法。
第8回 ビタミン(2)
ビタミンB1、B2、B6、B12、ニコチン酸(アミド)、パントテン酸、葉酸、ビオチンの理化学的性質、生理作用、欠乏症、拮抗物質、定量法など。ビタミン様物質の理化学的性質、生理作用など。
第9回 無機質
人体構成元素。体液と水の代謝。カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウムとカリウム。
微量元素(鉄、ヨウ素、塩素、フッ素銅、亜鉛、マンガン、モリブデン)の生理的作用と代謝。
第10回 エネルギー代謝
食品のエネルギー、代謝エネルギー、呼吸商と代謝エネルギーの測定、基礎代謝、生活活動とエネルギー所要量、その変動要因。
第11回 栄養所要量、日本人の栄養摂取の現状、改善、栄養療法
日本人の栄養所要量、栄養摂取の現状と問題点、日本食品標準成分表、食品の栄養強化。栄養療法、 人工栄養などについても概略を紹介したい。