§定量薬品分析学
☆森 浩一
〓主題と目標〓
医薬品を発売する時には、その品質を管理する手段として必ずその主成分の薬品の定量法を確立しなければならない。容量分析法は実用分析に最も広く用いられている方法であり、日本薬局方医薬品中の定量法も大部分が容量分析法を用いている。日本薬局方の医薬品は、第一部が750品目、第二部が471品目あり、そのほとんどに定量法が記載されているので、定量法の数は極めて多い。それゆえ、特定の医薬品の定量法を丸覚えしたのでは応用がきかず無意味である。定量法の学習は、まず定量法をその基本理論に従って分類し、系統的に整理して学ぶことから始まる。次に医薬品の名称と構造について学び、両者を有機的に関連づけてその定量法を各反応形式に分類して解説し、定量法の基礎を理解し、化学量論の概念を確立する事を目標とする。
〓授業計画
〓第1回
誤差と計算、化学はかり定量分析の誤差と計算。電子天秤。
第2回
重量分析理論。操作と器具。各論
第3回
容量分析総論容量分析用標準液の調製と標定。器具。
第4回
中和法理論酸と塩基。酸及び塩基水溶液の水素イオン濃度。
第5回
中和法理論(続)塩及び塩と共存する酸及び塩基水溶液の水素イオン濃度。滴定曲線と指示薬の選択。
第6回 中和法各論
第7回
非水滴定法原理及び各論
第8回
沈殿滴定法理論及び終点の決定法。各論。
第9回
キレート滴定法原理。金属指示薬。各論。
第10回 酸化還元法理論
酸化還元電位。滴定曲線。
第11回
過マンガン酸カリウム法標準液の調製。各論。
第12回
ヨウ素法、ジアゾ化滴定法標準液の調製。各論。