§無機薬化学

☆新宮 徹朗

〓主題と目標 〓

 原子と原子が作る分子の構造と形をどのように思考するのかを学びます。

 前半は原子の構造と化学結合を学びます。

 後半は元素の化学的性質を周期表に従って学び、合わせて周期表の見方を考えます。

 

〓授業計画〓

第1回 はじめに

 純物質と混合物。単体と化合物。元素記号と原子の種類。

 原子の構造(陽子、中性子、電子)。

 同位原子と天然放射性核種、人工放射性核種。

第2回 周期性と化学性質

 希ガスの電子配置。イオン化エネルギー、電子親和力。

 遷移元素のイオン価。電子点、電子対で表わした結合(イオン結合、共有結合、金属結合)。

第3回 原子の構造

 電子の発見と原子核の発見。水素原子のボーア模型。

 波動方程式による水素原子の模型(電子雲)。

 多電子原子の電子配置。

第4回 共有結合のしくみT

 電子雲の重なりによる説明。結合を作っている電子の軌道。

 反結合性分子軌道。

 第2周期の8種の原子の分子軌道。

第5回 共有結合のしくみU

 混成軌道。多重結合。結合の方向性。

 分極と双極子モーメント。

第6回 イオン結合と金属結合

 陽イオンになる元素と陰イオンになる元素。イオン半径とイオン結晶の構造。

 金属結合と自由電子。

第7回 その他の結合

 水素結合と極性。分子間力。配位結合とn電子対錯イオン。溶媒和と水和。

第8回 アルカリ金属トアルカリ土類金属

 イオン化傾向。焔色反応。塩類の性質

第9回 ハロゲン元素と酸素族元素

 単体の性質。水素化物。ハロゲンの酸素酸。硫黄の酸素酸。

第10回 炭素と硅素、窒素とリン

 単体の性質、酸素酸、ハロゲン化物の性質。金属の炭化物の性質。 炭素の特異性。

第11回 dブロックの遷移元素といくつかの重要な重金属

 単体の性質、酸化物の性質、人体に対する毒性。触媒作用。

第12回 重金属と放射性元素

 4種の崩壊系列。人工放射性核種。核分裂と核融合。


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