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実施日: 共同

6/12 社会貢献フォーラム 開催しました

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社会貢献部会主催のフォーラムを開催しました

 ポーアイ4大学社会貢献部会(神戸学院大学・神戸女子大学・兵庫医科大学・神戸女子短期大学)は、6月12日(土)14:00~16:30 神戸女子大学・神戸女子短期大学D館5Fの大講義室において、ポートアイランドまちびらき30周年記念のフォーラムを開催しました。
テーマは「ポーアイ4大学の社会貢献を考える-地域が求める大学をめざして-」で、参加者は、一般54名、学生97名、合計151名でした。

 まず、フォーラム開催に先立ち、神戸女子大学・神戸女子短期大学の波田重熙学長がポーアイ4大学学長を代表して挨拶し、大学連携とフォーラムの意義について述べられました。

 セッションⅠでは、神戸学院大学の備酒伸彦先生(総合リハビリテーション学部准教授)が「これからの高齢者ケアを考える」というテーマで基調講演を行い、参加者は熱心に聞き入っていました。ここでは、高齢者ケアも着実に進歩しており、時代によって課題が変わってきていること、特にこれからの日本の課題は「いかに普通の生活感覚を高齢者ケアにおいても実践するか」「自分で決定する意思や行動のための意欲をどのように尊重するか」の重要性を学ぶことができました。また、大学がさまざまな分野の生涯学習において常に出入りし活用できる場であること、同時に「We will try」のための余力ある場であることが参加者に呼びかけられました。

次に、セッションⅡのパネルディスカッションでは、神戸女子大学の坂下達男先生(健康福祉学部教授)のコーディネートにより、4人のパネリストから大学への期待が語られ、学生リポートとして、2名の学生が活動内容を発表しました。

 港島自治連合協議会事務局長の粟原富夫氏は、港島住民による街づくりの歴史やこれからの課題を紹介され、港島全体としての有機的で一体となった結びつきを、と4大学への期待を語られました。
 アシックススポーツミュージアム館長の藤田和彦氏は、スポーツミュージアムの紹介やスポーツ文化振興のための企業の工夫について紹介され、大学はキャンパスのスポーツ施設の開放により、地域の健康増進に貢献できるのではとご提案いただきました。
 神戸市中央区長の藤本義兼氏は、ポーアイ4大学の外部評価委員の立場からもそれぞれの大学の取り組みを見守り応援するとともに、やはり学生と地域の継続的な交流が重要であるとお話くださいました。
 神戸新聞地域総研客員研究員の有持繁氏は、情報発信手段が一般に行き渡った現在では、マスコミにとっても地域感覚がますます重要性を帯びること、また大学と地域の双方向の貢献について地元企業による卒業生の雇用も重要であるとご提案いただきました。
 兵庫医科大学薬学部4年次生の高橋由美さんは、ポーアイに学ぶ学生間の交流や活動について発表し、特にポートライナーの駅の装飾は、通勤・通学で利用する人のみならず、観光客に対してもPRとなっているなど、学生による地域貢献活動の紹介を行いました。
 神戸夙川学院大学観光文化学部4年次生の谷野貴政さんは、学生による観光の街神戸の活動を紹介し、学生によるブログ「Pride of Kobe」では、身近な地域行事なども随時取材し、情報発信していることをPRしました。
 コーディネーターの坂下先生は、それぞれの立場でお話いただいたパネリストの意見を受け、このフォーラムを契機に、さらに地域と大学が活発な交流をすることが相互に価値を高めあうことになる、とまとめました。

今回のフォーラムで寄せられた4大学への期待を、今後の社会貢献部会の活動に生かしていきたいと思います。

【ポーアイ4大学 社会貢献部会】

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