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実施日: 安全・安心

11月26日(金)おどろき!そばパワー講演会第三回を開催しました

 11月26日(金)おどろき!そばパワー講演会を開催しました。 
 とても身近な食材、そば。
そばについて知ることから、このシリーズ講演会は始まりました。
食材としてのそばの魅力(第一回11/6)、そしてそのそばが国際社会の中で麻薬撲滅に力を発揮していること(第二回11/19)を発信してきました。
いよいよ最終回となる11/26には、麻薬についての知識を深めていただくための講演会「薬物犯罪の現状と対策」を開催しました。
今回の講師は、兵庫県警察本部 刑事部組織犯罪対策局 薬物銃器対策課調査官で兵庫県警視の北山秀樹氏に、
私たちの安心・安全な生活を脅かす薬物犯罪について、その現状と対策を詳しく教えていただきました。

 「悪への入口は広いが正しさへの出口は狭い」
 講演会では、大麻や覚せい剤といった薬物それぞれの薬理作用や犯罪の実態について詳しくお話を聞くことができました。
<大麻はゲートウェードラッグ>
 数年来、大麻事犯が多くなり、特に国内での栽培も増えているとのことです。
大麻はソフトドラッグと呼ばれますが、合法化している国は世界中でどこにも存在しません。
それなのにネット上での「海外では合法だ」などの誤った情報や広告にだまされてしまう人が多いようです。
「ゲートウェードラッグ」(中毒の入り口)とも呼ばれるように、安易に近づいてしまいがちな危険な薬物です。
<二次犯罪につながる覚せい剤>
 覚せい剤の背後の多くには暴力団や外国人の存在があるとされ、その意味ではさらに危険な薬物と言えそうです。
神経興奮作用は依存性が高く、暴力事件や多くの犯罪につながる可能性が高いため、社会にも大きな影響を与えるのです。
「学生は自由がある分、責任も重い」(大麻所持学生の裁判時の裁判官の言葉)
 大学生の薬物事犯も増加の傾向にあるようで、関西でも大学生の大麻汚染が新聞報道を賑わせたことがあります。
ネットを使用した薬物詐欺事件も起きているそうで、薬物に対する正しい知識を持ち、誘惑に惑わされない強い気持ちが大事だと言えるでしょう。
現場での様々な事例を織り交ぜての北山氏のお話に、時折うなずきながら熱心に聴講する学生の姿が印象的でした。

講演に聴き入る学生たち(画像)
講演に聴き入る学生たち

「安全な国、日本を薬物から守りたいです」(画像)
「安全な国、日本を薬物から守りたいです」

「安全な国、日本を薬物から守りたいです」(画像)
データや写真も多く紹介されました

身近に忍び寄る薬物の恐怖(画像)
身近に忍び寄る薬物の恐怖

 北山氏の説明に熱心に聴き入っていた参加者からは、講演後には多くの感想をいただきました。
薬物犯罪に対する心構えを新たにされた方が多かったようです。
<講演後の感想より>※一部抜粋
■1回の使用量がごく少量でも十分効力があり、わずか数グラムでも多額の金銭が動くという麻薬は恐ろしいと思った。(神戸学院大学 1年生女子)
■今日の講演会では、薬物の恐怖というものを改めて認識しました。一度でも使用してしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまい依存してしまうという事がわかりました。(神戸学院大学 1年生男子)
■大学生の使用が増えているのは、とても驚いた。大学生は自由がある分責任も重くなるんだと思った。(神戸学院大学 1年生女子)
■薬の種類や作用、どのように国内に持ち込まれたのかまで詳しく説明されて、わかりやすかった。また、自分の仕事の経験や実際の事などを交えており、身近で起きている問題であることを改めて理解できた。(神戸学院大学 1年生男子)

「警察のお仕事に興味がわきました」(画像)
「警察のお仕事に興味がわきました」

司会進行役の浅野教授(画像)
司会進行役の浅野教授

「薬物には絶対に近づかないで!」(画像)
「薬物には絶対に近づかないで!」

 海外から日本に多く密輸入される覚せい剤などの薬物。
ある外国人は「自国では自分の命すら危ない。日本は安全で豊かなので、楽に薬物でお金を稼ぎたい」と
語ったそうです。
薬物が一因で国の治安が乱れた例は、多くあります。
北山氏は海外研修の際に、シアトルのドラッグ街の様子などを目の当たりにされ、日本で薬物のまん延を
許さない!という思いを強くされたそうです。この講演会でも、その思いをしっかりと伝えていただきました。
   ◇講師の北山秀樹警視、貴重なお話をありがとうございました◇
     ◇当日参加いただいた方々、ありがとうございました◇

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