5年後の自分への手紙

苦しいときには、5年後の自分を見つめる
その真摯な気持ちを思い出してください

最終審査会担当 朝日新聞 編集委員・論説委員 野呂 雅之 氏

 みなさんは将来への希望と不安の入り交じった多感な高校生活を送っていることでしょう。寄せられた「手紙」には、懸命にいまを生きる真摯な姿が詰まっていました。審査のため、そうした手紙を読んでいて、胸が熱くなったことも一度や二度ではありませんでした。
  ただ、気がかりなこともありました。
  不安な気持ちばかりを綴っている手紙も少なくなかったからです。確かに、先行きの見えづらい時代になりました。感性の豊かな君たちは、そんな状況を敏感に感じ取っているのでしょう。
  でも、君たちには十分な時間があります。あきらめず、努力することで道は拓かれます。5年後、自分への手紙をぜひ笑顔で読んでください。

5年後に手紙が届いた時の
皆の笑顔が楽しみです

最終審査会担当 進研プレス編集長 蓮見 浩一 氏

最近、テレビから流れるニュースは、いじめ、ニート問題など暗いものが多い。そうしたニュースの登場人物と同世代の高校生たちは、5年後という近未来の自分に何を託すのだろう。この観点で審査にあたりました。“5年後”という期間が良かったのでしょう。どの作品も具体的な事柄を高校生らしくストレートに表現していました。5年後に手紙が届いた時、皆どのような表情になるのでしょうか。青臭く、稚拙でも5年前の自分が一生懸命に考えた未来と自分を比較しながら、明るい笑顔で読み返しているでしょう。  受賞作は、家族に対する口に出せない感謝、勇気を皆に分けたいという優しさ、現在、抱えている障害を乗り越えた生活など、明るい未来への期待にあふれた温かみのあるものでした。

審査員(最終審査会審査員)※敬称略・肩書きは最終審査会時のものです。

神戸学院大学   学長
    副学長・広報委員長
    広報委員
    企画部長
朝日新聞   編集委員・論説委員
進研プレス   編集長
 
眞弓 忠範
川ア 紘一
岩橋 誠一
武仲 哲彰
野呂 雅之
蓮見 浩一
※第1次審査は本学の教職員が、第2次審査は本学広報委員が審査いたしました。

審査基準について

「5年後の自分への手紙。」は応募内容の性格上、優劣を競うものではありませんが、次の点を留意し、審査を行いました。
・自己分析力
・社会や現状に対する問題意識
・将来のビジョン
・文章表現力

審査方法について

第1次審査:全応募作品(手紙)を本学の教職員が審査基準に従い、審査を行い高校1年生の部、2年生の部、3年生の部の各部門ごとに約130〜140作品(手紙)を選定。
第2次審査:第1次審査を通過した作品(手紙)の中から、本学の広報委員が各部門ごとに約20作品(手紙)を選定。
最終審査:第2次審査を通過した作品(手紙)の中から、審査員全員の意見により各部門ごとに各賞を選定。

TOPICS 最終審査会レポート

厳正なる審査の結果、15作品が選ばれました。

2007年4月、ポートアイランド新キャンパス開設を記念して、開催された「5年後の自分への手紙。」は、北は北海道から南は沖縄まで、個人応募229通、団体応募21,798通合計22,027通の手紙が寄せられました。2006年10月23日、神戸学院大学にて最終審査会が行われ、その最終審査にあたったのは、神戸学院大学学長 眞弓忠範、神戸学院大学広報委員長 川ア紘一、神戸学院大学広報委員 岩橋誠一、神戸学院大学企画部長 武仲哲彰、朝日新聞編集委員・論説委員 野呂雅之氏、進研プレス編集長 蓮見浩一氏の6人。高校生がどれだけ共感してくれるのか不安を抱えながらの開催でしたが、結果22,027通もの応募をいただき、改めてこの企画の意義を再認識しました。「5年後の自分」というテーマは、進路選択を真剣に考える時期である高校生にとって普遍的なテーマだったのでは。1通1通心のこもった手紙を拝見し、決して優劣をつけられるものではないだけに、誠実に真摯に審査しなければ…と審査員一同が痛感しました。そして厳正なる審査により、「5年後の自分への手紙。」賞3点、神戸学院大学賞9点、朝日新聞社賞3点が決定。5年後に皆さんがこの手紙を受け取ったとき、自分自身への力強いメッセージとなるよう祈りつつ、審査会は幕を閉じました。
※10月23日(月)に本学の第1中会議室にて最終審査会が執り行われました。
※上記の数字には応募期日を過ぎた応募作品(114作品)の数も含みます。

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