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赤いエプロンにこめられた献血への思い

関西学院大学 学生会 宗教総部 献血実行委員会 委員長 河口由佳さん

取材:学生スタッフ広報班 野崎 真希帆(人文学部)

 兵庫県赤十字血液センターの主催で、神戸学院大学でも行われている学内献血。そんな学内献血を実施する部活動が関西学院大学(以下、関学)にあるのをご存知だろうか。

 神戸学院では年に3回、それぞれ2日間かけて学内献血を実施しているが、関学では献血週間と呼び、1週間にわたって行われている。春夏秋冬と年に4回、その学内献血者数は日本一を誇る。
 そんな学内献血に協力してくれる人を増やすために活動しているのが、河口さんが委員長を務める献血実行委員会である。献血週間に向けて、何カ月も前から部員全員で案を出し、学内献血を知らせるポスター作りや休憩所のテントの装飾作りなど、準備からすべて自分たちで行う。
 「楽しいですよ」と語ってくれた河口さん。献血週間が始まると朝の1時限前からチラシを配り、授業へ向かう学生へ向けて呼びかけを行う。部員が身につけている赤いエプロンが献血実行委員会の目印だ。多くの関学生に認知されており、エプロンを身につけるとみんな積極的になれると言う。一日中部員が交代で呼び込み、受付、休憩所での対応を行う。「暑い日も寒い日も呼びかけて、自分たちの作ったポスターを見て来てくださって、それで献血の後には笑顔で帰ってくれることが喜びですね」と河口さん。忙しい時にでも笑顔を忘れずに、来てくれた人のことを考えて丁寧に対応することが大切だと言う。
 河口さんは大学入学以前は献血についてあまり知らなかったそうだ。新しいことを始めたいという興味本位と先輩たちの雰囲気に惹かれて入部したそうだ。きっかけは些細なことだが、活動を続けていく中で献血推進の魅力を見つけ、現在は委員長として部員をまとめ、後輩の成長も見守っている。

 献血推進の活動は苦労することも多い。呼びかけをしていると簡単にあしらわれてしまうことがある。「避けられてしまう時はつらいですね。でも、やっぱりあたたかい人が多いんで『お疲れ様です』と声をかけてもらえると、またがんばろうって思えますね」。献血に協力してくれる人に対する感謝の気持ちの大きさに驚いた。
 「献血って患者さんが直接元気になっている姿が見られるわけじゃないけど、いろんな人にありがとうって言われたりして、心がほっこりするんです。まったく痛くないと言ったら嘘になっちゃうけど、針を刺す痛みよりも自分が人のためになってるっていう嬉しい気持ちとか満足感の方が大きいと思うんですよ。だから同じ時間を過ごすならちょっとジュースでも飲みながら献血してみませんか?」と献血の魅力を語ってくれた。

 献血週間で活躍する彼女の姿が思い浮かぶ。今日も赤いエプロンを身につけて、みんなの心をほっこりさせる輪を広げていくのだろう。

編集後記

野崎真希帆

 河口さんとは献血推進のボランティアで知り合いました。実際の学内献血での活動の様子を見たことはないのですが、写真も交えながらお話を聞かせていただき、その雰囲気のまま、私なりに記事にさせていただきました。
 話を聞いていると、河口さんは現在の活動に本当に誇りを持っているのだと感じました。
 献血は誰にでもできるボランティアです。そして献血の呼びかけはボランティアをしてもらうためのボランティア活動。人の心を動かすために人の気持ちに敏感でなければならない、難しい活動です。その中で河口さんは自分なりに、人に感謝する気持ちの大切さに気づいたのだと思います。それは生きていくうえでの大きな財産になるのではないでしょうか。
 ボランティア活動を通して得られることは人それぞれです。何を感じ、何を得られることができるのか。自分なりの答えを見つけてみてください。

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