神戸学院大学

社会連携

第73回 土曜公開講座が始まりました

2017/05/17

「第73回神戸学院大学土曜公開講座」が5月13日に初日を迎えました。

今回は、中村健史准教授(人文学部)が「恋する犬の文学史-『源氏物語』の幻-」をテーマに、私たちの身近にいる犬が古典文学でどのように描かれてきたかを分かりやすく説明しました。平安和歌では、日常的で卑俗な動物のため和歌の素材にもならなかった犬が、藤原定家が『源氏物語』のわずかな記述を手掛かりに、王朝文化の精華ともいうべき恋に結び付けて和歌を詠んだことで犬の文学史に大きな足跡を残したことなどを資料や図を通して解説しました。

また、中村先生は着物を着用し、受講者が古典の世界をイメージしやすい雰囲気を作りました。

受講者は、「昔の人の犬に対する見方が良く分かった」「文学を通じて犬について話を聞かせてもらい新鮮だった」「他の動物についても知りたくなった」などと話していました。

次回の5月20日は、久米典昭教授(薬学部)が「健康寿命を延ばすために」をテーマに講演します。内容は、生活の質を低下させる主な原因である脳梗塞、心筋梗塞、骨折、認知症などを予防するために今すぐにできる理想のライフスタイルについてです。

今期は、「私たちのくらしをよくするために」をテーマに、人文学部、薬学部、経営学部、経済学部、法学部のそれぞれの分野の専門性を活かした5講座を開講しています。皆さまのご参加をお待ちしております。

*今後の講座*
・5月20日『健康寿命を延ばすために』 薬学部 久米典昭教授
・5月27日『からりと晴れていこう-ビジネスマン福澤諭吉を読み直す-』 経営学部 松田裕之教授
・6月3日 『日本の財政問題-国の借金は大丈夫か-』 経済学部 平井健之教授
・6月24日『憲法から考える多様な家族のかたち』 法学部 塚田哲之教授

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