神戸学院大学

社会連携

グリーンフェスティバル オペラ「奥様女中」とバロック・アリア集を開催しました

2016/06/21

ホールに響き渡る迫力のあるアリア
ホールに響き渡る迫力のあるアリア
前半はメゾ・ソプラノ、後半は「奥様女中」の舞台演出・構成をされた重松みかさん
前半はメゾ・ソプラノ、後半は「奥様女中」の舞台演出・構成をされた重松みかさん
「奥様女中」の登場人物(左)下男ヴェスポーネ
「奥様女中」の登場人物(左)下男ヴェスポーネ
セルピーナへの憤りを露わにするウベルト
セルピーナへの憤りを露わにするウベルト

オペラ「奥様女中」とバロック・アリア集を18日、有瀬キャンパスのメモリアルホールで開催し、約370人が公演を楽しみました。

前半の歌曲は、オペラ『ジュスティーノ』より「この喜びをもって会おう」など、バロック・オペラの中で歌われるアリアが4人の歌い手により披露され、深みのある豊かな歌声で観客を魅了しました。後半は、ペルゴレージのオペラ「奥様女中」が上演されました。

若い女中セルピーナが主人であるウベルトにさまざまな手で言い寄り、最後には結婚の約束を取り付けるというストーリーです。字幕付きで話の内容も分かりやすく、ウベルトの「セルピーナと結婚したいのか、それとも彼女の境遇を哀れに思っているだけなのか」という心の葛藤など、登場人物の心境の変化やコミカルな動きも面白い劇でした。

また、公演前に行われたプレ・イヴェントでは、横原千史さん(音楽学者・音楽評論家)と本学人文学部の宇野文夫教授がバロックから古典派時代へのオペラ音楽の変遷について対談しました。

次回はコンテンポラリー・デュオ 村田厚生&中村和枝~トロンボーンとピアノによる新しい音楽の世界~です。お二方は新しい音楽に対し、長きに渡り意欲的に取り組んでおられる演奏家です。今回は20世紀以降に作られた音楽を、和音や響きだけではなく、曲によっては新しい奏法でお届けします。トロンボーンとピアノによる新しい音楽の表現をお楽しみください。

残席がございますので、皆さまのご応募を心よりお待ちしております。

*次回のグリーンフェスティバル(春季最終回)*
7月19日(土) コンテンポラリー・デュオ 村田厚生&中村和枝~トロンボーンとピアノによる新しい音楽の世界~

グリーンフェスティバルについて詳細はこちら