神戸学院大学

社会連携

人文学部の大塚成昭教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2016/02/23

どうしたら怖い地震災害を小さくできるか子どもたちに考えてもらいました
どうしたら怖い地震災害を小さくできるか子どもたちに考えてもらいました
澤田佳希さんが、「プレート境界地震模型」を使って地震発生の説明を行いました
澤田佳希さんが、「プレート境界地震模型」を使って地震発生の説明を行いました
「摩擦すべりの実験装置」の説明を行う大塚教授
「摩擦すべりの実験装置」の説明を行う大塚教授

グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで2月20日、人文学部の大塚成昭教授が「地震のふしぎを実験してみよう~どこまでできるの地震予知?」を実施しました。

この日は、小学生とその保護者9組が参加。大塚教授が講師を務め、人文学部人文学科の福島あずさ講師や、同学科4年次生の谷本一成さん、3年次生の秦誓弥さん、西口和廣さん、1年次生の永田湧人さん、澤田佳希さん、大野明さんら6名の学生スタッフと共にワークショップを開催しました。

ワークショップでは、最初に「地震とは何か?」「地震の起こる場所」「地震の起こり方」等について、スライドや「プレート境界地震模型」を使って地震発生の実験を行い、地震のメカニズムについて学んでもらいました。
次に、地震災害を少しでも小さくする一つの方法として「地震予知」が期待されていますが、どうして地震予知が難しいのかについて「摩擦すべりの実験装置」を使って一緒に考えます。ブロックにつないだバネを引っ張ってゆき、ブロックが動いた瞬間のバネの伸びとブロックのすべり量を何度も計測します。その傾向をつかんだ後で、バネがどこまで伸びた時にブロックが動くか、ブロックがどれだけ動くのかを予測します。バネの伸びを地震発生の時期に、ブロックの動いた量を地震の大きさに見立てて、地震予知について考えます。子どもたちは、ゆっくりとバネを引くハンドルを回しながら動いた瞬間にはとても驚き、計測用紙に数字を書き込み、学生スタッフと一緒に予測を立て発表を行いました。

最後に、「およそ2000年の日本の歴史のなかで、私たちの祖先が経験したことが古い書物(古文書)として残っており、その中に地震のことも時折触れられています。その歴史資料によると、日本の太平洋の沖合(特に、東海地方、紀伊半島沖合、四国沖合)では、大きな地震が100~200年の周期で起きたことがわかっています。このことにより、ある時に大きな地震が起こってから70年ぐらい経つと『そろそろまた大地震が起きるのではないか』と心配になります。この過去の経験を数学的に計算して、表現したものが確立予報(地震発生の長期評価における地震発生確率値)です。地震を経験した回数が多いほど、正確になりますが、まだ南海トラフ巨大地震の経験は10回にもなっていません。『30年以内に』というところを『1年以内に』と言えるようになるには、おそらく100回以上経験しないと難しいということが、今日の実験で少し感じていただけたのではないかと思います。」と話しました。