神戸学院大学

社会連携

薬学部の科学部と附属高校の理科部がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2015/12/25

人工イクラのスノードームづくりでは整理券配布1時間前から長蛇の列ができました
人工イクラのスノードームづくりでは整理券配布1時間前から長蛇の列ができました
「塩水でカクテルをつくろう」の説明を行う、薬学部の大中佑介さんと坂口孝俊さん
「塩水でカクテルをつくろう」の説明を行う、薬学部の大中佑介さんと坂口孝俊さん
色が変わるぬり絵の説明をする附属高校の都地くるみさんと田中理子さん
色が変わるぬり絵の説明をする附属高校の都地くるみさんと田中理子さん
バランス紙とんぼづくりを説明する附属高校の洞七々海さん
バランス紙とんぼづくりを説明する附属高校の洞七々海さん

薬学部の科学部が附属高校の理科部と共に12月23日、グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで「神戸学院サイエンスLab.~おもしろ科学実験!~」を実施しました。

本学は昨年から神戸市と連携してナレッジキャピタルで「大学都市KOBE!発信プロジェクト」を実施しており、このほど附属高校とコラボレーションして高大連携企画を開催しました。実験やものづくりを通して科学の不思議や面白さを体験できる4つの実験メニューを用意。科学部からは、福本哲也さん(2年次生)、谷茉南さん(1年次生)ら11人の学生が参加し、蛍光塗料を仕込んだ人工イクラの光るスノードーム作りと、濃度の違う食塩水を使った実験「塩水でカクテルをつくろう!」を実施しました。理科部は顧問の高田崇正先生、部長で2年生の宮下敏矢さん、洞七々海さんら6人がアントシアニンの反応を使った「色が変わるぬり絵」と、やじろべいの原理をつかった「バランス紙とんぼづくり」を行いました。開場前から長蛇の列ができ、会場は大賑わいとなりました。

科学部の「人工イクラのスノードームづくり」では、アルギン酸ナトリウム水溶液(コンブなどの海藻に含まれる多糖類を抽出、精製したもの)を塩化カルシウム水溶液の中に滴下し、接触した水滴の表面がゲル化したゼリー状に固めます。この反応を利用して、人工イクラをつくり、スノードームの雪に見立てます。スノードーム液は学生たちが事前に実験を重ね、塩化カルシウム水溶液や洗濯のりなどを用いてスノードームの中でゆっくりと人工イクラが舞い落ちるように調合を行いました。

今回の体験では、まず発泡スチロール球でつくった雪だるまに色づけを行い、準備された4色の蛍光塗料入り液から好みの液を選び人工イクラの雪をつくります。最後にラメとスノードーム液、そして雪だるまを入れてスノードームの完成です。

理科部の「色が変わるぬり絵」では、サンタクロースの絵に絵筆で酸性(レモン汁)とアルカリ性(重曹:炭酸水素ナトリウム)の液で色を塗り、そこにムラサキキャベツから抽出したアントシアニンを重ね塗りすると反応によって色が変化する実験を行いました。また、「バランス紙トンボづくり」では、子どもたちがトンボに色鉛筆で自由に色をつけ、カラフルに彩られたオリジナルのバランス紙トンボをつくりました。

一日で約540人の方々が訪れ、子どもたちだけでなく家族で実験を楽しんでいただきました。「チラシを見て、今日の実験をとても楽しみにしていました。」などのお声もいただきました。