神戸学院大学

災害支援ボランティアミーティングを初めて開催しました

2017/03/18

災害の被災地支援に「オール神戸学院」としてどう取り組むかを協議する「災害支援ボランティアミーティング」が18日、ポートアイランドキャンパスで開かれ、在学生、教職員のほか、同窓会、教育後援会、附属高校の関係者計約45人が参加しました。これまで教育後援会は、学生ボランティアを資金面で支援し、同窓会は先月、在学生とともに熊本で農業支援のボランティア活動を行いました。また、附属高校も大学近くに移転してきたことから、「オール神戸学院」として災害支援に取り組んでいくことを目指し、初めて関係者が集いました。

ミーティング前半は、ゲストとしてお招きした阿蘇YMCAの山田真二館長と熊本学園大の原田素良さんと木村圭佑さん(ともに2年次生)から、熊本の現状やボランティア活動を通して感じた問題点や被災地のニーズなどを話していただいたあと、本学の森本将史さん(人文学部2年次生)と池内麻菜美さん(現代社会学部1年次生)が活動報告。その後、現代社会学部の水本有香准教授の進行でワークショップを行い、グループごとに被災地ボランティアに参加して良かったことや残念に思ったこと、大学が実施する被災地ボランティアへの要望や、「こういう制度があれば参加しやすい」という提案などについて意見を出し合い、発表しました。

学生からは「活動の前に専門家の話を聞いて、勉強してから行きたい」「熊本の農業支援を継続した行きたい」「活動後に報告会を開きたい」という要望や、学生以外からは教育後援会や同窓会からは「被災地の大学との協定などを結んではどうか」「ボランティアに参加した学生にデメリットがないよう配慮が必要」などの意見が出されました。

ボランティア活動支援室学生スタッフの佐々木賀子さんは「グループ内で自分の意見も発表できたし、有意義でした」と話し、山田館長は「災害ボランティアのゴールは防災につながる。復興支援のゴールは人づくりと思って継続したい」と講評を述べました。ミーティングで出された意見や提案は、来年度以降の支援に活かされます。