神戸学院大学

寄贈図書について

2012/10/17

図書紹介

書名:『当麻曼荼羅と中将姫』
著者:日沖敦子 人文学部講師
発 行 所:勉誠出版(株)(434ページ)
発行年月日:2012年2月25日

●奈良県葛城市の当麻寺には、蓮糸で織り上げられたと伝えられる巨大な観経曼荼羅(通称、当麻曼荼羅)がある。天平宝字7年(763)に制作されたと伝えられ、現在奈良国立博物館に保管されている。中将姫説話はこの曼荼羅に由来する説話で、一人の信心深い女人(中将姫)が曼荼羅を感得し、極楽往生を遂げたという霊験譚である。本書は、当麻曼荼羅と中将姫に関する論文とボストン美術館蔵『中将姫』(絵巻)などの翻刻から成る専門書。収載論文に関わる絵巻・掛幅絵等のカラー口絵を巻頭に付す。

書名:『毛髪で縫った曼荼羅 : 漂泊僧空念の物語』
著者:日沖敦子 人文学部講師
発 行 所:(株)新典社(186ページ)
発行年月日:2010年3月16日

●江戸時代前期に全国各地を行脚し、民衆の毛髪を集め、その毛髪で曼荼羅や涅槃図などの仏画を縫いあげ、寺社に奉納する活動を展開していた僧侶がいた。僧侶の名を空念といった。本書は、彼の足跡と活動の実態について検討した一般書。全て毛髪のみで仏画が縫い上げられた作例は、空念以前の作例では確認されておらず、極めて貴重なものである。毛髪で縫い上げられた曼荼羅、涅槃図、来迎図などのカラー口絵を巻頭に付す。