図書紹介

書名：カメラール簿記
著者：R．ヨ－ンス、［訳］戸田博之 経営学部名誉教授
発行所：私家版
発行年月日：2010年8月29日（159ページ）

カメラール簿記は、18世紀中葉頃から、イタリア式複式簿記とは別に、オーストリアならびにドイツで生成・発展した簿記法です。特筆すべきは、この簿記法は現在もなお、とくにドイツの公会計（地方自治体会計）で、有効な法律的基盤に立って、実際に適用されていることです。このたび寄贈させていただいたヨーンス著「カメラール簿記」（1937年）は、数ある文献のうち、これまで希覯書とされていたもののひとつです。