常設展示のご案内

未来の暮らしをソウゾウする神戸学院大学 安全・安心‐暮らしと健康‐

本学は、創設者であり初代学長の森茂樹博士が、「将来、予防医療が重視される時代となり、栄養学がその大きな役割を担っていくこと」を強く認識し、日本初の男女共学の栄養学部を設置し開学した大学です。それは、人のくらしを考えるのに「健康、そして暮らしにおける安全と安心」が大切だからだと考えたからです。時代の流れと共に受け継がれ、9 番目の学部が開設された今でも息づく本学のひとつのテーマでもあります。

今回、ナレッジキャピタル The Lab.に、神戸の大学として参加するにあたり、神戸学院大学のテーマの1 つである、「安全・安心」そして「暮らしと健康」をコンセプトに2つの体験型の展示を実施いたします。

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知の創造と夢の実現 神戸学院大学 安全・安心-暮らしと健康-

安全・安心 ~暮らし~ 防災の気づきを学ぶ

阪神淡路大震災から20年を迎える今年度。震災をきっかけにつくられた学際教育機構 防災・社会貢献ユニットで培ったノウハウを継承・発展させた新たな学科として社会防災学科を2014年4月に開設しました。
その社会防災学科を中心に、神戸から「防災の気づき」を関西の中心都市である大阪で発信します!

展示期間:2014年9月18日(金)~11月16日(日)
『防災クイズ』 ⁄ 現代社会学部 社会防災学科 教授 前林 清和

神戸学院大学は、阪神・淡路大震災の震源地に最も近い総合大学として、9年前に学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」を立ち上げ、防災や社会貢献の専門家を育ててきました。その実績をもとに2014年4月全国で唯一、防災を体系的に学ぶ社会防災学科を新設。災害に強く人にやさしい温かみのある安全な社会づくりに貢献できる人材を育成しています。学生を主体としたアクティブラーニングを特徴とし、防災の専門的知識、それらを社会に役立てるための考え方や技能を学び身につけた人材を社会に排出しています。また、防災に関する最先端の研究や防災教育、防災教材などの開発を進めており、これから起こる災害時の被害を少なくするために活動しています。
ところで、わが国は、災害大国と言われるように、地震や津波、火山噴火、台風、風水害、土砂災害、豪雪、竜巻など様々な災害が多発しています。これらの災害から命を守り、救うために最も大切なことは、防災学習を通じて市民ひとりひとりの防災力をアップさせることです。

今回の展示では、子どもたちが、気軽に楽しく防災を学ぶことができる教材、デジタル防災クイズを展示しています。ぜひ、家族みんなで会場に来ていただき、見るだけでなくクイズを解いたり、模型を揺らしたりしながら、防災の知識を身につけてください。災害は、忘れたころにやってくるのではなく、いつもやってきます。防災を身近なものにすることが命を守ることにつながります。

展示期間:2014年9月18日(金)~11月16日(日)
『免震装置』 ⁄ 現代社会学部 社会防災学科 准教授 中山 学

人類は、自然災害(特に、あまり多く発生しないが、一度起こると多くの人命が失われる地震)と対峙してきました。私たちの住む関西では、1995年1月に発生した兵庫県南部地震によって、多くの木造家屋、鉄筋コンクリートの建物に大きな被害が発生しました。以降、それまでに、技術開発されていました「耐震」「免震」「制振」などの構法はさらに改良され、現在に至っています。
地中深くから伝わって来る通常の地震動や長周期地震動の揺れの大きさを弱めることによって建造物の揺れを飛躍的に小さくできる「免震装置」を目で見て体感できる装置をご用意しました。
是非、ご来場頂き、その目で感じ取って下さい。

安全・安心 ~健康~ 健康の大切さを学ぶ

開学当時は、栄養学部のみでしたが、現在では、薬学部、総合リハビリテーション学部と3つの専門性から「健康」を支える学びと研究を行っています。今回は、栄養学部と総合リハビリテーション学部を中心に「健康の大切さ」を神戸学院大学から発信します!

展示期間:2014年9月18日(金)~10月17日(金)
『体圧測定器』 ⁄ 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科 教授 高見 正利

地球には重力があり、人間が生活する上で、「立つ」、「座る」、「寝る」など、その時々のからだを支える部分に体の圧力=体圧がかかっています。
私たちは、生活の中で寝る時間よりも、座っている時間が一番長いかもしれません。その一番長い時間を快適にするために、つまり、「快適な座り心地」を実現するためには「体圧分散」と「姿勢保持」が大切です。
「体圧分散」するには圧力集中を避け、接触面積を増やすことが効果的であり、「姿勢保持」には、骨盤の前すべりを防ぎ、脊柱のS字形を保持しながらしっかりと上体を支え、座位姿勢を保つことが大切です。
情報化社会になった今、あらゆる情報が簡単に手に入れられるようになりました。体圧分布測定器も情報を得る機器の1つであり、実際にこれを体験することで容易に「体圧」のかかりかたがわかります。日常生活においても、物事はこのように科学的に検証した上での判断が求められます。

「体圧分散」は、健常者・障がい者に関わらず生活する上での共通の課題であり、健常者にとっては快適性を維持し健康を保つためにそして身体調整機能が低下した人にとっては障がいの重度化を防ぐために、とても大切なことです。体圧測定器を体験していただく中で、お互いの共通の課題や望ましい環境の実現に目を向けていただくきっかけになればと願っています。

総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科 3年次生 堀口夢観
神戸学院大学のブースには現代社会学部、総合リハビリテーション学部、栄養学部の学ぶ内容を展示していました。それぞれの学部ごとに展示物が異なるため、来場者に説明するためには自分が今まで大学で学んできたことだけではなく、他学部の体験や苦労を理解しつつ展示物についての知識を習得する必要がありました。来場者は海外からの方や子ども連れも多かったため、言葉が通じない時には身振りで説明したり、子どもたちには防災について一緒に考えてもらったり、ゲームを通して楽しく学んでもらうために分かりやすい説明を心がけて取り組みました。 最初、神戸学院大学のブースを来場者に案内するだけであるから簡単だろうと考えていましたが、来場者から質問されたときに上手く言葉が出てこないこともあり、自分の説明力の弱さと知識不足を痛感しました。また、反対に来場者からの提案や指摘を受けたりすることも多々あり、多くの人の意見を聞いて知識を蓄えることも重要なのだと学ぶことができました。

展示期間:2014年9月18日(金)~10月17日(金)
『筋電義手』 ⁄ 総合リハビリテーション学部 医療リハビリテーション学科(理学療法学) 講師 大庭 潤平

私たち人(ヒト)は、脳で物事を考えたり、体を動かしたりすることで日常の生活を営んでいます。実は、脳が働いて体を動かす時、その仕組みに電気信号が関わっています。その他にも心臓が動くときも電気が発生しています。筋肉が動くときも電気が発生しています。人から発する電気信号は、様々な分野で生かされていることをご存知でしょうか?
今回、その一つとして筋電義手を紹介します。筋電義手は、事故などで手を失った人が装着する「人工の手」です。
筋電義手には、ハンドを動かすためのモーターやバッテリー、動きを制御するためのコンピューターなどが内蔵されています。

ハンドは、筋電信号と言われる筋肉が収縮する時に発生する微弱な信号を使って操作します。使用者は、この筋電義手を残存した腕の部分に装着します。そして、装着した腕の筋肉を収縮させることでハンドを開閉させることができるのです。そして操作練習を行うことで料理をしたり、自動車を運転したりすることもできるようになります。人が発する電気信号は、目には見えません。ぜひ、目には見えない不思議な力「筋電信号」を体験してみてください。私たち人には、不思議な仕組みがあることを感じていただけることでしょう。
将来、この筋電が私たちの生活にもっと役立つことになるかもしれません。

総合リハビリテーション学部 医療リハビリテーション学科 作業療法学専攻 3年次生 島田捺央
このボランティアは、ゲームやお話を通じて筋電義手や作業療法士という職業の魅力など、子どもたちから大人の方まで幅広い世代の方に直接伝えることができる貴重な機会でした。参加させていただき、筋電義手はどのような方に使用されているのか、理学療法士と作業療法士はどう違うのかなど、私自身が授業で習った内容を人に分かりやすく伝えるということは非常に難しく、学校とは異なる良い経験をすることができました。筋電義手は筋肉が発している電流で操作が可能なこと、義手を使って料理や細かい作業することができるようになることを伝えると、多くの方が驚かれました。私の話を聞いて下さった多くの方からの「いい勉強になりました」「ありがとう、頑張ってね」「いい作業療法士になってね」など言葉の一つ一つや笑顔は自信に繋がり、充実した時間を過ごすことができました。また、今回のボランティアを通して、作業療法士の認知度が低いことを改めて感じ、多くの方に知って頂きたいと強く思いました。このような機会があれば積極的に参加させていただき、1人でも多くの方に作業療法士の魅力について伝えていきたいです。

展示期間:2014年10月18日(土)~11月16日(日)
『栄養価診断』 『食育すごろく』 ⁄ 栄養学部

日本人の平均寿命が長いことはよく知られていますが、健康寿命という言葉をご存知ですか?健康寿命とは「健康上の問題がない状態で送れる生活」を意味します。健康寿命が長ければ、より充実した日々を過ごせることでしょう。病気にならないように日々の生活から気を配り予防すること、そして病気になっても再発しないようにすることが大切です。このような観点から、生活の中で「食事」がとても大事なものと考えられています。
では、何を食べたら健康を維持できるでしょうか? 健康な方の場合、通常の食材で食べていけない食品はありません。一方で、「この食品だけを食べて健康を目指そう!」としても毎日続けられるわけではありません。健康を維持するにはさまざまな食材の内容とバランスを考え、味付けや旬も取り入れた楽しい食事が良いでしょう。
来場者の方々には、展示を通して栄養とはなにかを感じていただき、食事と健康について考えるきっかけにしていただきたいと思います。調理にひと手間加えることでこんなにも健康的な食事に近づくのかといったことも知っていただければと思います。
大学での学びを通じて学生がヘルシーメニューを考案しました。野菜をたっぷり入れて、カロリーや食塩を控えるコツも盛り込んだ、家庭向けの献立です。そして、お子さんといっしょに食に親しんでもらいたいと考え、「食育すごろく」を作りました。是非、お食事とうまくつき合って下さい。