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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
臨床検査医学総論Ⅲ 【臨検】/Principles of Laboratory Medicine III
授業コード
/Class Code
B102852001
ナンバリングコード
/Numbering Code
NMTb012
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水1(前期)/WED1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
松田 広一/MATSUDA KOUICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI 栄養学部/Nutrition
藤岡 由夫/FUJIOKA YOSHIO 栄養学部/Nutrition
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO 栄養学部/Nutrition
松田 広一/MATSUDA KOUICHI 栄養学部/Nutrition
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU 栄養学部/Nutrition
和田 晋一/WADA SHINICHI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
◎ 主題
主要疾患の成因、病態、診断、治療及び、必要な検査項目についての基礎的な知識を理解すること。

◎ 目的
学部のDPに掲げる臨床検査技師のリーダーとして、社会の幅広いフィールドで活躍できる知識を習得すること。

◎ なお、本講義は各臓器別の実践的教育から構成されています。臨床検査に関する業務を経験している、実務経験を有する教員によって行われますので、より実践的観点から臨床検査医学の役割を解説するものです。 
到 達 目 標
/Class Objectives
・傷病者の各病態の特徴に基づいて、適切な診断を行うために必要とされる検査項目について説明できる。
・各病態における生化学検査の基準値、異常値、パニック値等についての評価・判定できる。
・生理機能検査、標本観察に関する正常、異常の評価・判定についての総合的な考え方について説明できる。
・模擬症例について提示された検査データから病態を読み解くことができる。
授業のキーワード
/Keywords
血液の検査、感染症、内分泌検査、アレルギー、循環器・呼吸器検査 
授業の進め方
/Method of Instruction
講義が中心ですが、一部グループ学習と演習方式でも進めていきます。グループ学習時には座席の位置の変更をお願いする場合があります。 授業の展開によって、講義の内容に若干の変更があるかもしれません。本講義では、上に掲げた教育目標、臨床検査技師国家試験出題基準 (ガイドライン) に従って、学習してもらいます。また各講義は、概ね下記の授業計画に従って実施しますが、授業の展開によって、講義の内容に若干の変更があるかもしれません。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
これまでに学習した、解剖学、生理学、生化学などの総復習をしておいてください。臨床検査医学総論Ⅲは、これらの基礎医学の上に成り立つ科目ですので、人体の構造と仕組み、疾病の理解によって臨床検査医学の習得につながります。またあわせて、これまで学習した臨床検査医学総論Ⅰと臨床検査医学総論Ⅱの講義内容の再確認が必要です。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義はあくまでも、その日の履修内容を理解する上での端緒に過ぎないので、講義後は、成書、テキストなどを読んで、理解を深める必要があります(60分程度)。    
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験の成績で、100%評価します。  
テキスト
/Required Texts
奈良信雄、高木 康、和田隆志 編集 『病態学/臨床検査医学総論 第3版』 医歯薬出版 ¥5,600(税別) 
参考図書
/Reference Books
・高久史麿 著 『臨床検査データブック2019-2020』 医学書院 ¥5,280
・河合忠 著 『異常値の出るメカニズム』 第7版 医学書院 ¥6,600  
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 血球成分の臨床検査   赤血球、白血球とその分画、血小板の機能とそれらの異常に基づく疾患について、あらためて学習します。  
2 第2回 凝固・線溶と関連疾患  凝固・線溶のメカニズム、凝固カスケード、凝固・線溶の検査、凝固・線溶系のマーカーなどについて、さらに、凝固・線溶異常をきたす疾患についても学習します。  
3 第3回 感染症-1:領域別の感染症  領域別にみた代表的な感染性疾患と、診断、経過観察のための臨床検査について学習します。 
4 第4回 感染症-2: 病原体別にみた感染症  病原体別にみた感染性疾患と、診断、経過観察のための臨床検査について学習します。  
5 第5回 肝・胆・膵疾患と臨床検査  肝・胆・膵疾患における臨床検査の種類、異常をきたすメカニズム、あわせて簡単な画像診断についても、あらためて学習します。
6 第6回 アレルギー・自己免疫疾患  アレルギーの種類とその発症メカニズム、代表的な自己免疫疾患の病態と検査、疾患マーカーなどについて学習します。 
7 第7回 内分泌疾患と臨床検査   フィードバック機構を踏まえた内分泌学的検査、各種内分泌疾患における臨床検査についてあらためて学習します。   
8 第8回 腎尿路系の疾患と臨床検査   代表的な腎・尿路系疾患と、その機能・病態を評価するための臨床検査・病理検査の意義を学習します。   
9 第9回 水・電解質代謝とその異常   脱水の種類、浮腫のメカニズム、また代表的な電解質であるナトリウム、カリウム、カルシウムの代謝とその異常発生メカニズム、およびこれらの電解質異常をきたす代表的疾患について学習します。  
10 第10回 酸・塩基平衡   酸・塩基平衡に関与する肺と腎における調節機構、アシドーシス (アシデミア)、アルカローシス (アルカレミア) の発症メカニズム、アニオンギャップの意義と、酸・塩基平衡異常をきたす代表的疾患などについて学習します。  
11 第11回 心臓のポンプ機能とその異常  心臓の収縮機能、拡張機能の評価と、そのポンプ機能失調としての心不全の症状と、その出現メカニズム、診断マーカーなどについて、学習します。   
12 第12回 呼吸機能検査   肺機能検査、血液ガス検査の基礎および呼吸不全の病態について、学習します。  
13 第13回 症例検討-1  問診や検査結果から病態を解明し、また考えられる疾患に到達するための追加検査を提案し、想定した最終診断や鑑別診断についてグループで討議します。  
14 第14回 症例検討-2   検討した症例の最終診断と鑑別診断について学習します。  
15 第15回 まとめ-臨床検査医学総論Ⅲの理解を深めるためのMCQ   これまでの講義で学習してきた内容について、理解を深めるために、MCQ形式による演習問題を利用して学習します。また解答だけではなく、なぜそのようになるかについて学習します。  

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