シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生物物理化学/Biophysical Chemistry
授業コード
/Class Code
B100541002
ナンバリングコード
/Numbering Code
NMTr002/NSDa001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木3(前期)/THU3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中井 精一/NAKAI SEIICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中井 精一/NAKAI SEIICHI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
 対面授業の講義形式と「ワークショップ」などのアクティブラーニングな授業を行う。
 なお、状況によっては、遠隔授業(オンデマンド授業)で行う場合がある。

授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、基礎科学群の科目の一つである。
 将来、持続可能な社会づくりの担い手になる管理栄養士、栄養教諭、臨床検査技師などになれるように、栄養学部のDPに示す健康科学に基づいた健康増進および疾病予防に必要な基礎・専門分野の学問知識の修得を目指す。

 栄養学や予防医学などの学問の根底には化学があり、様々な化学現象を理解する必要がある。それらの現象は物理学と密接につながっており、物理学の観点から解釈することで理解することができる。
 この科目では、化学現象をミクロな視点およびマクロな視点から物理的に学び、理解することを目的とする。

到 達 目 標
/Class Objectives
1.基礎的な生物、物理、化学の知識を修得し、栄養と健康に関する事象を理解することができる能力を身に付ける。
2.栄養学や生命科学に関連する講義・実験・実習に必要となる基礎的な知識と計算力を修得する。
授業のキーワード
/Keywords
生物、物理、化学、栄養学
授業の進め方
/Method of Instruction
 講義の他、ワークショップなどを工夫しながらアクティブラーニングによる授業を行う。
課題などは、授業支援システムなどによってデータで提出する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 各自で必要に応じて、高等学校で履修した「化学基礎」「物理基礎」を復習してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
〇「事前学習」として、毎回手渡す資料にある次回講義内容を予習しておく。(45分間程度)
〇「事後学習」として、授業で解説した資料を中心に、授業中に紹介した参考図書などを利用して復習し、「振り返り」を次回前日までにデータ提出する。(45分間程度)

提出課題など
/Quiz,Report,etc
〇 毎回の授業で、「ワークシート」を完成させ、提出する
〇 授業後の「振り返り」は、次回授業の前日までにデータ提出する。
〇 毎回の授業の最初に、前回授業の「振り返り」などからフィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 原則として、毎回出席すること。そして、次の項目を加味して、総合的に評価する。
(1)毎回の課題「ワークシート」、「振り返り」を記入して提出する。(30%)
(2)最終評価として、「論文作成」を実施する。(50%)
(3)授業への参加度。(20%)

テキスト
/Required Texts
 適宜、資料を配付する。
参考図書
/Reference Books
 アトキンス・ポーラ著、稲葉章・中川敦史訳『アトキンス生命科学のための物理化学』
東京化学同人、2008年
その他、講義の時に適宜紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 健康科学とSDGs SDGsは持続可能な社会を実現するための目標。健康科学とSDGsの関係を学ぶ。 ・事前学習として、シラバスの内容(授業目標、授業時間外の学習、授業概要、授業計画、成績評価など)を確認しておくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。

2 第2回 生物物理化学とは 化学は身近なサイエンス、あらゆるものが化学の結晶であることを学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
3 第3回 物質の根源、原子を知ろう 原子と電子、化学反応、原子核などについて学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
4 第4回 周期表と元素を学ぼう 周期表と電子配置、炭素とケイ素、体内にある元素について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
5 第5回 ものはどのように結びつくか 原子、分子どうしの結合、物の状態の変化、気体の性質と状態方程式、「モル」、個体の構造について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
6 第6回 イオンと化学反応を学ぼう イオン、酸と塩基、酸化と還元、イオン化傾向などについて学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
7 第7回 炭素が生み出す有機化学 有機化学と無機化学、炭素の共有結合、有機物の骨格と飾り、異性体、細胞の部品などについて学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
8 第8回 「生物物理化学」の基本概念 ものの状態、物理的状態、力、エネルギー、圧力、温度、状態方程式について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
9 第9回 生物化学熱力学 熱力学第一法則、熱力学第二法則、相平衡、化学平衡、イオンや電子の輸送の熱力学について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
10 第10回 生命過程の速度論 反応速度、速度式の解釈、複雑な生化学過程について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
11 第11回 生体分子の構造 微視的な系の力学、化学結合、生体高分子について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
12 第12回 生化学における分光学 光学分光学、光生物学、磁気共鳴について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
13 第13回 「栄養学と生命科学」の実践(1) 『栄養と健康』栄養学の基礎について学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
14 第14回 「栄養学と生命科学」の実践(2) 『栄養と健康』栄養素の働きについて学ぶ。 ・事前指導として、次回授業の資料などを事前に読んでおくこと。
・事後指導として、授業の「振り返り」を行い、次回授業までに提出しておくこと。
15 第15回 まとめ(論文作成) 論文テーマ「健康科学に基づいた栄養学と生命科学」」について論述する。 ・事前指導として、第1回から第14回までの授業で使用した教材資料やワークシートを整理して、全授業の内容について復習しておくこと。
・事後指導として、論文作成にあたり将来の抱負も考えておくこと。

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