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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
人間環境概論Ⅱ/健康科学/Introduction to Human Environment Studies Ⅱ
授業コード
/Class Code
B507873001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木2(後期)/THU2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈人と社会と自然科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本講義は、人文学部ディプロマポリシーにある、教養としての基礎知識(各地の自然と文化に関わること)を習得し(DP1)、習得した知識を活用して、自分の言葉や文章の創造性や表現力が発揮できるようになること(DP3,4,5,6)を目的とします。
風、雨、雪などの気象現象と、世界各地の人々の生活および文化との関わりについて、地理や歴史、健康などの視点から学びます。
到 達 目 標
/Class Objectives
国内および海外における、人と自然の関わりや、そこに伴う問題について理解を深め、自分なりの意見を持てるようになる。自分の言葉で感じたことを伝えられるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
風と文化、日本、南アジア、地中海沿岸、季節
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式(パワーポイント使用)で進めます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
世界各地の地理を扱いますので、中学、高校の地理の教科書や資料集で、確認して授業に臨むことが望ましいです。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
各回の内容について予復習するため、週2時間の学修が必要です。授業内で取り上げた地域や風についての知識を深めること。特に表現力を高めるため、気になる言語表現や、土地および人々の暮らしのイメージ(写真等)を集めたり、俳句や詩を作ったり、絵を描いたり、音楽を作ったりすることも、復習になります。
レポートのために、8-10時間の学修が必要です。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業内にコメントの提出を求めます(4−5回程度)。授業内に紹介した風に関連させて、創作したストーリーや、詩、エッセイ(散文)、俳句などを書いて提出してもらいます。
提出された課題については授業内で適宜、コメントをつけてフィードバックを行ないます。

最終レポート課題は、moodleから提出します。指定する風(の名前)についての調査を行い、そこからイメージした創作物(エッセイ、イラスト等何でも可)を提出します(ただし、既存の創作物からのひょう窃にあたらないものに限る)。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
レポート(60%)、授業内課題(不定期実施 40%)
評価ポイント等については授業内で提示しコメントします。
テキスト
/Required Texts
講義資料をonedriveにアップロードします。ダウンロード用のURLはmoodleで案内します。
参考図書
/Reference Books
福島あずさ著・nakaban絵 『窓から見える世界の風』 創元社, 2018. 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 講義の進め方についてガイダンスを行います。
2 第2回 日本の気候と人間生活1 日本海側と太平洋側の気候の違いと、雪国の暮らしの知恵「たね」について学びます。
3 第3回 日本の気候と人間生活2 漁師が使う風の言葉、「だし」、「春一番」から職業と自然環境の関係について学びます。 
4 第4回 日本の気候と人間生活3 「おろし」風について学びます。 
六甲山上の自然環境と登山、観光について
5 第5回 日本の気候と人間生活4 目に見える風、「肱川あらし」について学びます。
6 第6回 日本の気候と人間生活5 お茶の栽培地における自然環境について。日本(京都)とインド(アッサム)の対比からわかること。
7 第7回 アジアの気候と人間生活1 雨季の初めを表す風、「Kali Andhi(カリ・アンディ)」、「Kal Baisakki(カル・バイシャキ)」、を例に、アジアの湿潤地域の気候とそこに暮らす人々の生活について考えます。 
8 第8回 アジアの気候と人間生活2 雨季の初めを表す風、「Kali Andhi(カリ・アンディ)」、「Kal Baisakki(カル・バイシャキ)」、を例に、アジアの湿潤地域の気候とそこに暮らす人々の生活について考えます。
9 第9回 アジアの気候と人間生活3 台湾南部の冬の強風「落山風(ルオシャンフェン)」の例から、風に耐える民家や倉庫の建築様式について考えます。 
10 第10回 ヨーロッパ・アフリカの気候と人間生活1 地中海沿岸部は風の名前の宝庫です。歴史を変えたかもしれない風「エテジアン」と海での戦いについて。
11 第11回 ヨーロッパ・アフリカの気候と人間生活2 古代ギリシア時代から、風は神の名前として擬人化されてきました。「Boreas(ボレアス)」という神様は、どんな風貌を想像しますか? 
12 第12回 人間の健康と風 風のなかには、人々を不健康にしてしまう風がいくつもあります。「Sirocco(シロッコ)」「Foehn(フェーン)」、「Ghibli(ギブリ)」、「Santa Ana(サンタ・アナ)」など・・。その一方で、人を元気にする風「Cape Doctor(ケープ・ドクター)」もあるのですから、人の健康と風との深い結びつきを感じられます。
13 第13回 雲をともなう風たち アメリカで有名な「雪食い」の風は「Chinook(シヌック)」と呼ばれ、シヌック・アーチという珍しい光景を伴うことがあります。また、イギリスの「Helm Wind(ヘルム・ウィンド)」にはヘルム・バーという変わった雲を伴うことがあります。肱川あらしと同じ、珍しい雲を伴う風について考えてみます。
14 第14回 変わった風の名前とその由来 「Roaring Forties(ロアリング・フォーティーズ)」、「Cat's Paw(キャッツ・ポウ)」、「Williwaw(ウィリウォー)」、「Chocolate North(チョコレート・ノース)」。風に名前がついた背景には、先人たちの様々な「いとなみ」がありました。
15 第15回 レポート課題 授業内容の理解度を確認するため、レポート課題を提出します。

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