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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/31 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
実践力育成E (グローバル・ビジネス)/多文化経済事情Ⅰ/Practical Skills GrowthE
授業コード
/Class Code
B301182001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
経済学部/Economics
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
唐津 周平/KARATSU SHUHEI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 (実践力アップ科目)/*** MAJORS *** (RELATED SUBJECTS IN PRACTICAL SKILLS ADVANCEMENT)
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
唐津 周平/KARATSU SHUHEI 経済学部/Economics
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
 SDGs(持続可能な開発目標)を背景に、誰もが社会問題へ目を向け、解決の担い手になることが求められている。それはグローバル・ビジネスの在り方にも影響を及ぼしている。
 本授業は大きく2つの内容で構成される。前半は「グローバル・ビジネス」の実際とその多面的な意味を理解することから出発する。具体的には、国内外を問わずあらゆる諸問題に対して、「Think globally、Act locally」の実践が求められることを学ぶ。
 後半は実践力の育成として、地域や社会の課題を整理し、社会問題を可視化するリサーチ能力の向上を目指す。そして、最後に自ら解決策を企画立案する。そのために問題解決の方法を学ぶ。最終的な企画立案の内容は企業主体のビジネスモデルを組み立てる場合もあれば、行政(政府)による政策立案もあり、援助やボランティア、クリエイティブなプロジェクトなど様々な方法があり得る。
 以上のように、経済社会の様々な構成員を視野に入れ、何をどのようにすれば社会がよりよい方向へ向かうのか着眼点と手段を学び、今よりも「グローバル」を身近にすることが本授業の目的である。
 本授業は経済学部DPの「経済問題を総合的に分析できる知識と技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができる。」に対応した内容となっている。
 なお、この科目の担当者は、企画調整をおこなうコーディネーターとして13年間の実務経験を持った教員であり、ベトナムでのコンサルティング会社勤務、官民協働による海外留学促進プロジェクトの推進(行政機関)、神戸におけるNPO活動の支援など多文化な環境での実務経験を有している。それらの経験を踏まえた講義やリサーチ、企画立案に対する実務的な支援・フィードバックをおこないたい。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)リサーチの実践において、社会問題の解決につながる思考を持ち、様々な分野を横断した情報収集ができるようになる(知識・習慣・技能)。
(2)リサーチの実践において、課題の細分化・関係の可視化した資料が作成できるようになる(知識・習慣・技能)。
(3)企画の実践において、問題解決の方法を幅広く検討し、適切な企画立案ができるようになる(知識・習慣・技能)。
授業のキーワード
/Keywords
SDGs 地域資源 社会問題 ステークホルダー 企画立案 
授業の進め方
/Method of Instruction
配布資料にもとづき、講義形式で授業を進めます。適宜、学生自身が取り組む課題も取り入れつつ、教員からのフィードバックなど相互コミュニケーションを意識して進行します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
講義の後半は学生自身がリサーチ及び企画立案をするため、資料作成に取り組むことも増えますが、適宜状況を踏まえて柔軟にサポートするので相談してください。実践的な学びや社会問題の解決などに関心のある学生を歓迎します。学年問わず学べる内容です。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
予習60分、復習60分を想定しています。自らリサーチや企画したことに対して授業中に教員からフィードバックすることがあります。それを受けて授業終了後、再度リサーチをしたり、加筆修正をおこなうための予習復習です。授業時間内も作業する時間は取るのでその時間も上手に活用してください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
(1)授業終了時の簡易レポート(成績評価対象):次回授業時に内容を抽出してフィードバックします。
(2)リサーチの実践・企画の実践に関するレポート(成績評価対象):計8回(最終日含めれば9回)の作成途中で適宜フィードバックします。メール等でも対応します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・授業内での発言・質問(20%)、リサーチの実践・企画の実践計2回のレポート提出(80%)
・リサーチの実践・企画の実践については、約8回にわたる授業の中で示された観点を踏まえた内容になっているかを評価基準とします。
テキスト
/Required Texts
適宜パワーポイントの資料を共有します。
参考図書
/Reference Books
【参考書】
・筧 裕介(著)『持続可能な地域のつくり方-未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン-』,英治出版,2019年
・松原 明 大社 充(著)『協力のテクノロジー 関係者の相利性をはかるマネジメント』,学芸出版社,2021年
・伊藤 修一郎(著)『政策リサーチ入門 増補版 仮説検証による問題解決の技法 』,東京大学出版会,2022年
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション グローバルの類似概念と比較しながらグローバル・ビジネスの実際を学ぶ。
2 第2回 SDGsと経済社会 SDGsの背景と現在を理解し、世界経済の潮流を学ぶ。
3 第3回 SDGsと日本 SDGsの指標と日本の課題を照らし合わせて現状を学ぶ。
4 第4回 SDGsと地方創生 SDGsと地方創生を通じて、グローバルとローカルの関係を学ぶ。
5 第5回 地域と外国人 外国人技能実習生制度や居住支援法人制度など地域と外国人に関する問題や支援事例を学ぶ。
6 第6回 社会課題解決の方法と事例紹介(1) 社会問題が生まれる原因を理解し、構造と対応方法を学ぶ。
7 第7回 社会課題解決の方法と事例紹介(2) 経済社会を構成する企業、行政(政府)、NPO、コミュニティなど様々な主体による課題解決事例を学ぶ。
8 第8回 リサーチの実践(1) 提示された課題に対して、データとステールホルダーを整理する。
9 第9回 リサーチの実践(2) 関係者の可視化と課題の細分化をおこなう。
10 第10回 リサーチの実践(3) 学生のリサーチ状況に対してフィードバックをおこなう。
11 第11回 企画の実践(1) リサーチに基づいて要因を推定し、先行事例から知見を得る。
12 第12回 企画の実践(2) 目的と手段を整理し、複数の解決方法の中から比較検討する。
13 第13回 企画の実践(3) 解決方法によって、どのような社会課題が解決されるのか期待される成果を描く。
14 第14回 企画の実践(4) 学生の企画案に対してフィードバックをおこなう。
15 第15回 講義全体の振り返り 授業の目的・目標に沿って振り返りをおこない、提出課題を案内する。

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