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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
上級中国語ⅡA/中国語リーディングⅡ (読解)【タ】/Advanced Chinese ⅡA
授業コード
/Class Code
A003492501
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水4(後期)/WED4(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
傍島 史奈/SOBAJIMA SHINA
科目区分
/Course Group
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
傍島 史奈/SOBAJIMA SHINA 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・演習)
授業の目的
/Class Purpose
 この授業の履修を通じて、全学DP(ディプロマ・ポリシー)に掲げられている「1共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している」「3幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」を達成できる。

 台湾の絵本作家ジミー・リャオ(幾米)の作品を読む。
 1998年に絵本創作を開始すると、その翌年には『君のいる場所(原題:向左走・向右走)』がベストセラーとなり、台湾で「大人の絵本」ブームが巻き起こった。これまでに50を超える作品を発表、日本はもちろん15か国以上で翻訳出版されている。また、日本のカルチャー雑誌『STUDIO VOICE  VOL.333』(INFASパブリケーションズ 2003年8月6日発売)の「次のアジアを創るA-VIP 55人」に選ばれ、2006年にはディスカバリー・チャンネル「台湾人物誌2(英語: Portraits Taiwan Ⅱ)」に取り上げられた6名のうちの1人に選ばれ、世界各国の文学賞も受賞している。さらに、台湾・香港・中国(大陸)で映画化やテレビドラマ化、舞台化がなされ、中華圏では知らない人がいないほどの人気絵本作家である。
 この授業では、鮮やかな色彩で少し不思議な感覚になる幾米の絵を鑑賞するとともに、簡単ではあるが情感豊かな彼の文章を読むことで、中国語の多様な表現を学び身につけることを目的とする。また、台湾や香港では繁体字を使用しており、将来的にその地域とかかわることも考えられる。そのため、希望があれば簡体字と繁体字の両方を扱い、簡体字だけではなく繁体字にも対応できるような訓練をしたいと考えている。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.辞書を使って発音を確認し、ピンインのない文章の音読ができる。
2.まとまりのある文章全体を辞書を使って自力で翻訳することができる。
3.直訳にとどまらず、登場人物の行動や心情などを踏まえた上での適切な訳を考える姿勢を身につける。
4.簡体字のみならず繁体字も読める。
授業のキーワード
/Keywords
台湾、中国、絵本、中国語、繁体字、簡体字、読解、中華圏文化
授業の進め方
/Method of Instruction
 受講学生の興味に応じてどの作品を読むかを決定する。前期から受講している学生がいる場合は、前期で読んだ作品は除く。5回で一作品を目途に、合わせて二作品読むつもりである。受講人数によっては授業内で何度もあたる可能性がある。対話型の授業にしたいと考えているので、当たっている学生以外の積極的な発言も期待している。
 簡体字(希望があれば繁体字併記)にピンインをつけて打ち直したものを配る。ただし、一度出てきた漢字に関してはピンインは振らないので、読めない場合はあらかじめ辞書で調べておくこと。
 絵本に描かれている絵を鑑賞しつつ、皆で音読、翻訳、朗読をして登場人物の心の動きを丁寧に読み取りながら授業を進める。絵と文章から主人公の行動や心情について皆で想像・推測し、それを踏まえた日本語訳を一緒に話し合って考える。
履修するにあたって
/Instruction to Students
2年次に中国語科目を履修した学生と同等レベルの基礎力が必要。
この科目は後期のⅡだけを履修することも可能である。ただし、学力を向上させるため、前期のⅠも併せて履修しておくことが望ましい。
受講生の興味・要望に応じて余った時間などに扱う話題を決めることも可能である。中国について特に興味を持っていることがあれば、積極的に提案してほしい。
受講人数や受講生のレベルによって、授業内容や進度が変わることがある。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
予習としてひととおり発音練習しておくこと(20分以上)
わからない発音の漢字にはあらかじめピンインを調べて読めるようになっておくこと(20分以上)
復習として、朗読練習をすること(20分以上)。
授業前に前回の内容を理解しておくこと(20分以上)、前回の内容解説担当者はさらに皆の前で発表できるよう、準備しておくこと(+20分、計40分以上)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業内発表・自発的な発言 40%
漢字の知識を問う問題(毎回出題する)20%
2回の授業確認テスト 40%
※それぞれに対する評価の基準は「到達目標」に従う。
※単位取得には10回以上の出席が必要。
テキスト
/Required Texts
教科書は使用しない。主題に応じて資料を配付し、それを教材とする。
参考図書
/Reference Books
必要に応じて授業内で紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンスと力だめし 後期の授業の進め方を説明する。
その後中国語の基本文法をチェックする。
各自、中国について興味のあるテーマを発表。
2 第2回 幾米作品の映画化① 第1回で行った基礎の再確認。
幾米作品を原作として映画化されたものに関する記事を読む。
授業で扱う作品を決定。
3 第3回 幾米作品の映画化② 幾米作品を原作として映画化されたものに関する記事を読む(前回の続き)。
4 第4回 翻訳・読解① 第2回の授業で決めた作品を読む。
絵を鑑賞しつつ、音読、登場人物の心の動きを丁寧に読み取りながらの翻訳、朗読といった手順で進めていく。
5 第5回 翻訳・読解② 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、前回の内容の解説は受講生にお願いする。 
6 第6回 翻訳・読解③ 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、前回の内容の解説は受講生にお願いする。
7 第7回 翻訳・読解④ 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、内容の解説は受講生にお願いする。
8 第8回 まとめ(一作品目) 作品に対する感想など発表。
朗読チェックと授業確認テスト(1回目)
二作品目を決定。
9 第9回 C-popに挑戦① まずは歌詞の内容把握、朗読。
中華圏の歌では、若者に人気のある歌手の歌であっても、韻を意識した歌詞のものが多い。また、中国古典を典故とした歌詞も多い。現代の歌から、中国の文学的伝統を味わう。
10 第10回 C-popに挑戦② 歌詞の朗読。実際に歌ってみる。
11 第11回 翻訳・読解① 第8回の授業で決めた作品を読む。
絵を鑑賞しつつ、音読、登場人物の心の動きを丁寧に読み取りながらの翻訳、朗読といった手順で進めていく。
12 第12回 翻訳・読解② 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、前回の内容の解説は受講生にお願いする。
13 第13回 翻訳・読解③ 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、前回の内容の解説は受講生にお願いする。
14 第14回 翻訳・読解④ 前回内容の確認後、続きを読み進める。
なお、前回の内容の解説は受講生にお願いする。
15 第15回 まとめ(二作品目) 作品に対する感想など発表。
朗読チェックと授業確認テスト(2回目)

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