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vol.75

「司法試験合格者をお迎えしての報告会」を開催

神戸学院大学法科大学院 長田キャンパス203教室
開催日時: 2014年10月4日(土)15:00〜17:00

「司法試験合格者をお迎えしての報告会」を開催
「司法試験合格者をお迎えしての報告会」を開催
「司法試験合格者をお迎えしての報告会」を開催

平成26年司法試験の最終合格者が9月9日に発表され、本学法科大学院修了生から2名が合格しました。合格を果たした杉本大樹さんと上間貞史さんの報告会が、10月4日に長田キャンパスで開催されました。
冒頭、田中康博研究科長が、「今回の合格報告を受け、法科大学院設立の中心メンバーとして尽力された岡田豊基学長も大変喜んでおられ、祝電もいただきました。皆さんも、これから報告していただく2名の方のアドバイスを参考に、勉強に励んでください」と挨拶、報告会がスタートしました。

杉本さんと上間さんは、二人とも2012年度(2013年3月)の修了生です。最初の挑戦で合格できなかった反省を踏まえ、どのように学習内容の見直しを図り勉強法を確立したのか、また、いかにモチベーションを維持したのかなどを中心に、それぞれの体験談を述べました。
報告会の合間には、研究科長より二人に対して学長からの祝電が手渡され、会場は祝賀ムードに。質疑応答では、一日の学習スケジュールや試験当日の心構え、克服すべき課題に対する対処法など、修了生や在学生からさまざまな質問があり、二人はその一つひとつに対して丁寧に答えていました。

報告会の最後には、研究科長が「今回報告していただいた2名の方を含め、合格者の皆さんに共通しているのは、自分を支えてくれた周囲の方々に対して大きな感謝の気持ちを持っていることです。そうした、人間性を含めて問われるのが司法試験なのだということを改めて感じました」と感想を述べ、盛大な拍手のなか閉会しました。

合格者のメッセージ

徹底して勉強法を見直し遂行することで道は開ける

杉本 大樹 さん
2012年度修了

杉本 大樹 さん

周囲には1回で司法試験に合格すると宣言していただけに、落ちたときの精神的ダメージは計り知れず、再度挑戦するかどうか随分と悩みました。やっと決心がつき、勉強を再開したのはその年の12月のことでした。

私の場合、勉強再開までの時間を不合格の原因を徹底的に追究することに費やしました。振り返るうえで参考になったのが、試験に合格した大学の同級生のアドバイスでした。プライドもあって質問するのに抵抗がありましたが、彼らは一番身近な合格者です。思い切って意見を聞くと、具体策に関しては三者三様でしたが、合格者の心構えのようなものは感じることができました。

その後、12月と翌年の1月はひたすら短答式問題の勉強に注力、同じ問題を繰り返し解き、7回以上間違えた場合は円で印をつけるようにしました。その円が三重、四重に達したときには付箋を添付し、よく間違える問題として認識することで、試験直前の復習で不得意分野をつぶすことができました。また、論文式問題に関しては、所定の時間内に起案を仕上げることを念頭におき、5枚以内で文章をまとめる訓練を重ねていました。受験失敗の要因となった、行政法の問題文を読み違えて解答するという失態を二度と起こさないために、重要だと思われる箇所に赤ペンでチェックを入れることでポイントを整理しました。起案する際は、論点の大小関係に気をつけ、『問題提起』『規範』『あてはめ』の文章量をバランスよく配分することを心がけました。

こうして、懸命に勉強して努力した結果、運を引き寄せることができました。2回目の受験で司法試験に合格し、皆さんに報告することができて本当によかったと思います。

基礎の徹底と絶対受かるという信念が大事

上間 貞史 さん
2012年度修了

上間 貞史 さん

私の場合、既婚者で子どもがいるため、法科大学院修了後、その年にある最初の受験で合格すると心に誓っていました。それにも拘わらず、あえなく不合格となってしまいました。受験をあきらめようとも思いましたが、今回が本当の最後だと親に頭を下げて資金を出してもらい、もう一度司法試験に挑戦することになりました。

具体的な勉強法としては、前年度の最低合格点が780点だったこともあり、科目数で割って点数を振り分け、各科目で最低限取るべき点数を設定。それにプラスして、努力次第で上積み可能な最高点を決めました。合格者の誰もが解答できる問題に関しては最低限解くことを目標にし、点数の加算が可能な部分に関してはより深掘りした勉強で対処しました。

また、法科大学院で学んだことをベースに、さらに自分自身で知識を積み上げることも大事です。例えば、各教科の演習問題に関しては、解説や模範解答が掲載されている演習本をひとつ手元に置き、2時間以内に書ききる練習を繰り返しました。そして、何より重要なのは、とにかく基礎の修得を徹底することでした。司法試験は、基礎に始まり基礎に終わると言っても過言ではありません。こうした勉強を昨年末までに行い、年明けからは予備校などが行う答案練習会のみに注力しました。

試験勉強を乗り切るポイントは、まず自分なりの方法を決めて高いモチベーションをしっかり維持することです。私の場合は、携帯電話で不合格の際の掲示板を撮影した画像や子どもの写真を見たりしてやる気を高めました。“絶対に受かる”と思えるような、納得のいく勉強方法で最後までやり遂げることも大切です。私は、こうしたことを心に留めて、1年間頑張り抜きました。

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