1. 神戸学院大学
  2. 學報.net
  3. Topics
  4. 2010年度
  5. vol.56 「ユニバーサルサービス人材育成・フォーラム」開催!!

vol.56

「ユニバーサルサービス人材育成・フォーラム」を開催
−誰もが同じサービスを受けることができる社会を目指して

ポートアイランドキャンパス総務事務グループ

サービス提供者のスキルアップとその講師となれる高齢者、障がい者の育成

3月10日(木)、ポートアイランドキャンパスB号館1階B108講義室で、「ユニバーサル人材育成・フォーラム」〜誰もが同じサービスを受けることが出来る社会を目指して〜が開催され、本学総合リハビリテーション学部の糟谷佐紀講師が、ユニバーサルサービス人材の育成報告を行いました。当日は、サービス事業関係者や教育関係者だけでなく多数の一般市民が参加しました。

サービス事業関係者、教育関係者、一般市民も多数参加

今回のフォーラムは経済産業省の支援を受け進めてきた成果発表です

今回のフォーラムは経済産業省の支援を
受け進めてきた成果発表です

今回のフォーラムは、平成21・22年度の2ケ年にわたり、経済産業省の支援を受け「ユニバーサルサービス人材育成事業コンソーシアム」『高齢者・障がい者に配慮した「ユニバーサルサービス」の発展・普及に向けた人材の育成』を進めてきた成果発表でした。

急速な高齢化の進む日本では、建築物や交通機関のバリアフリーは進んでおり、これからはそれを運用していくサービス提供者のスキルアップが顧客獲得には必須となります。本コンソーシアムでは、高齢者や障がい者が、青年・壮年者や健常者と同様のサービスを受けることが当たり前になる社会を目指して、サービス提供者のスキルアップ研修と、講師となれる高齢者、障がい者の講師育成研修を行いました。

お客様個々の事情にあったサービスこそユニバーサルサービス

「障がいのある方や高齢者に思い出が残る旅が可能」と基調講演を行った室井氏

「障がいのある方や高齢者に思い出が
残る旅が可能」と基調講演を行った室井氏

フォーラムでは、基調講演をANAセールス株式会社において、高齢者や障がい者のお客様のサポートを一手に引き受けて来られた室井孝王氏(NPO法人 高齢者・障がい者の旅をサポートする会 理事)が行いました。室井氏は、「障がいのある方や高齢者に対して、さまざまな工夫や提案により思い出に残る旅が可能です。そしてお客様との信頼関係を構築することが、お客様の喜びにつながります。お客様個々の事情にあったサービスこそがユニバーサルサービスです」と語っておられました。

一番早く学べるのは高齢者や障がい者の話を聞くことと、ともに過ごすこと

続いて糟谷講師が「バリアフリーやユニバーサルデザインが進んできました。今度はサービス提供者側が、高齢者や障がい者に対する対応を学び、よりよいサービスを行う時代であり、今はそれができたところだけが生き残れる時代です。一番早く学べるのは、その人から話を聞くこと、その人とともに過ごしてみることです。そうした機会を提供する研修を行っています。またそこで講師となれる高齢者のことをよく知る人、障がいのある人の養成講座も行ってきました。今日はその成果を見ていただきたいと思います」と事業の報告を行いました。

「サービス提供者側が、高齢者や障がい者に対する対応を学び、よりよいサービスを行う時代」と事業報告を行った糟谷講師

「サービス提供者側が、高齢者や障がい者
に対する対応を学び、よりよいサービスを
行う時代」と事業報告を行った糟谷講師

「講師となれる高齢者のことをよく知る人や障がいのある人の人材養成講座を行ってきました」と語る糟谷講師

「講師となれる高齢者のことをよく知る人
や障がいのある人の人材養成講座を行って
きました」と語る糟谷講師

その後、講師養成研修を受講し講師として活躍し始めているユニバーサルサービス・アドバイザー(高齢者を対象とする施設等に勤務する者や障がい者本人)4名からの提言がありました。

「高齢者を知るためにお互いぶつかってみよう」と自身の体験からアドバイスをした安木真貴さん

「高齢者を知るためにお互い
ぶつかってみよう」
と自身の体験から
アドバイスをした安木真貴さん

気持ちが伝わるのを確認、感じた相手とのつながり

『高齢者を知るためにお互いにぶつかってみよう』などについて話された安木真貴さん(NPO福祉ネット星ヶ丘)は「本日はありがとうございました。聴かれている方のお顔を見ながら話しをすることは緊張しましたが、気持ちが伝わるのを確認できて、相手とのつながりを感じとることができました。勉強になりました」と大役を終え満足感いっぱいの様子。

「まだまだ改善点が自分の中で見えてきて良い経験が出来た」と語る廣岡菊代さん

「まだまだ改善点が自分の
中で見えてきて良い経験が
出来た」と語る廣岡菊代さ

今後もこのような機会を持てたらうれしい

『認知症の方にも買い物を』などについて話された廣岡菊代さん(居宅介護支援事業所ケアマネージャー)は「まだまだ改善点が自分の中で見えてきて、良い経験が出来たと思います。このような機会を与えてくれたことに感謝します。ありがとうございました。今後もこのような機会が持てたらうれしいです」ととても良い経験が出来たとのこと。

「これからももっと勉強して発表者として参加したい」と語る八田健司さん

「これからももっと勉強し
て発表者として参加したい
」と語る八田健司さん

フランクに聞いてくれてとても話しやすかった

『不随意運動の障がいには喫茶店のコップでなくマグカップのようなコップに』などについて話された八田健司さん(総合リハビリテーション学部・4年次生)は「今日は皆様がフランクに聞いてくれてとても話しやすかったです。他の人の話も大変参考になりました。これからももっと勉強して発表者として参加したい」と次回の発表に向けて意欲満々!!

「私のことをお話してもっと関心を持っていただけたら」と語る鶴崎彩乃さん

「私のことをお話してもっ
と関心を持っていただけた
ら」と語る鶴崎彩乃さん

少しでもバリアがなくなることを期待

『困っている人がいたら声をかけてみて』などについて話された鶴崎彩乃さん(総合リハビリテーション学部・1年次生)は「私のことをお話して、参加者の方にこのような障がいについて、もっと関心を持っていただけたらと思いました。そして少しでもバリアがなくなることを期待して講演に心がけました」と笑顔で語ってくれました。

八田健司さんのこれまでの講演実績

八田健司さんのこれまでの講演実績

当日はパワーポイントを使用して説明を行った鶴崎彩乃さん

当日はパワーポイントを使用して説明を
行った鶴崎彩乃さん

おもてなしの心は一番好きな家族や友達をもっと好きになること

そして最後の質問コーナーでは、参加者から基調講演を行った室井氏に対して「おもてなしの心を持つコツとは」の質問に対して、室井氏は「一番好きな家族や 友達をもっと好きになること。そうすれば、好きになる振幅や心の振幅も広くなり、いろんな方が来られてもおもてなしの心に役に立ちます」と答え、盛会のうちに終了となりました。

当日は手話通訳(写真右の女性)の方も参加しました

当日は手話通訳(写真右の女性)の方も
参加しました

講演終了後ユニバーサル・アドバイザーの4人の記念撮影を行いました

講演終了後ユニバーサル・アドバイザー
の4人の記念撮影を行いました

學報.net

ページトップへ