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Vol.22

學報トピックス

新司法試験合格者からのメッセージ

第3回新司法試験が実施され、本学法科大学院から難関に挑まれた18名中14名が短答式試験に合格し、うち6名が最終試験に合格するという見事な結果が生まれました。
合格者の方々のうち、本学卒業生を含む3名の方から本学学生へのメッセージを頂きました。同じ神戸学院の一員として誇りとしたいものです。
今後の、地域に密着した法曹としてのご活躍をお祈り申しあげます。

合格者からのメッセージ

「法律家を目指したい」
そう思ったならその自分の気持ちを
大切にして欲しいと思います

崔 舜記 さん

崔 舜記 さん

神戸学院大学の皆さん、こんにちは。私は、崔舜記(ちぇ・すんぎ)と申します。私は2008年3月、神戸学院大学法科大学院を修了し、新司法試験に運良く一回の受験で合格することができました。私は出身大学も神戸学院大学法学部ですので、神戸学院大学には大学・大学院を合わせて7年半もの間お世話になっていることになります(なぜ7年半かというと・・・実は大学時代、半年留年してしまったからなんです(笑))。
そんな私ですが、この度、このような紹介の機会を頂き、とても嬉しく思います。つたない文章ですが、どうか最後までお付き合いください。

私が法律家を目指そうと思ったのは、私が二十歳の頃、たった一人の家族だった母を医療過誤で亡くしてからです。私は母の亡くなった理由を知りたい、母の無念を晴らしてやりたいという一心で弁護士の先生にお願いし、病院を相手取って損害賠償請求をすることになりました。幸いなことに、裁判では、医療過誤訴訟としては異例の一年というスピードで全面勝訴という結果を得ることができました。そして、その訴訟に取り組む弁護士の先生の熱意と優しさ、プロとしての仕事ぶりに触れ、自分も弁護士になって自分と同じような目にあった人たちを救いたいと思ったのです。
私が大学を卒業する頃、法科大学院制度がスタートしました。私は母が亡くなった際、先生方や事務の方々から温かいご支援を頂いたこともあって、やはり母校である神戸学院大学で勉強したいと思っていました。そこで、神戸学院大学法科大学院への進学を決意しました。

神戸学院法科大学院では、授業料相当額となる支給奨学金制度が非常に充実しており、そのおかげで経済的な問題を心配せずに勉強に取組むことができました。これは本当にありがたかったです。
また、今年度、神戸学院大学法科大学院からは私を含め6名の合格者が出ましたが、これを対受験者での合格率に引き直しますと、33.3パーセントとなります。これは関西の私大ではトップの成績であり、胸を張ってよい数字だと思います。そして、特筆すべきは、6人の内5人が法学未修者(修業年限3年)であるという事実です。この数字は、法律の知識がゼロ、もしくは基礎がまだ十分に備わっていない学生でも新司法試験に合格するレベルまで引き上げるという、神戸学院大学法科大学院の教育能力の高さを示していると思います。このような高い教育能力を実現している理由としては、徹底した少人数教育のもと、熱意ある先生方のきめ細やかな指導がなされていることがあげられます。神戸学院大学法科大学院では、先生方が常に一人ひとりの学生の現状を把握しようと努めてくださっていますし、厳しくも優しく、私たち学生と真剣に向き合ってくださいます。だからこそ、私も最後の最後まで頑張れたのだと思います。
私は神戸学院大学法科大学院を選んで本当に良かったと思います。そこでの先生方や友人との出会いがなければ、私は間違いなく新司法試験に合格できなかったでしょう。もし法科大学院に進学しようと考えている方がいらっしゃったなら、ぜひ神戸学院大学法科大学院を検討されてみてはいかがでしょうか。

「法科大学院には興味はあるけど、自分のような人間が本当に新司法試験のような難しそうな試験に合格できるんだろうか・・・」、そう思う方がいらっしゃったなら、私はそんな謙虚な方にこそ、ぜひ頑張って欲しいと思います。なぜなら、新司法試験は決して天才を求めている訳ではありませんし、正しい方法論を持って努力すれば、乗り越えられない試験ではないと思うからです。それに、今後どのような進路に進むとしても、どこかで未知のものに挑戦しなければならない時は来ると思います。だから、何かをやる前から自分にはどうせできない、と思わないでほしい。大学時代は留年までしてしまったこの私でも、こうして新司法試験に合格することができました。あきらめない限り、強く思い続けるかぎり、夢はかなうと今なら自信をもって言えます。法律家は自分の信念に従って人を救うことのできる素晴らしい職業です。もし、「法律家を目指したい」、そう思ったならその自分の気持ちを大切にして欲しいと思います。

私は神戸学院大学が大好きです。ですから、皆さんたち神戸学院大学出身の人にこそ、ぜひ神戸学院大学法科大学院に入学していただき、一人でも多く法律家になってほしいと思っています。そして、皆さんと神戸学院大学出身者の法曹会をつくり、たくさんの後輩たちの指導・教育などにも携わりながら、神戸学院大学法科大学院をともに盛り上げていきたいと思っています。皆さんが私に続いて神戸学院大学法科大学院から法律家になり、声をかけてくださる日を楽しみにしております。ぜひ、一緒に頑張りましょう!!

合格者からのメッセージ

地元で頑張っている多くの人々を
法曹として支援することが
できるようになりたいと思います。

後藤 崇 さん

後藤 崇 さん

私は、神戸学院大学の近隣である明石で生まれ、小・中・高校も、地元明石の公立校に通いました。そして、大学も同じく神戸学院大学の地元である神戸にある神戸商船大学(現神戸大学海事科学部)に進学しました。私の学生時代は、阪神・淡路大震災の発生した1995年に始まり、神戸の街の復興への歩みを眺めながらの生活でした。その後、社会に出た私は、一時、故郷を離れ鹿児島で暮らすこともありましたが、法曹になることを目指して勉強しようと再び故郷へ戻ってきました。久しぶりに故郷へ戻ってきた私の目には、すっかり復興してお洒落な街に戻ったかのようにみえた神戸ですが、未だに震災の後遺症に苦しむ多くの人々がいると聞いています。

このような環境に立地する神戸学院大学法科大学院では、コミュニティーに根ざした法曹教育がなされています。神戸学院大学法科大学院へ入学した私は、新司法試験に合格するために三年間、必死で勉強しました。その間にコミュニティ・ローヤーとして活躍するために必要となる多くの専門知識を修得することができました。新司法試験受験科目である憲法・行政法・民法・会社法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法はもちろんのこと、理系出身ということで新司法試験の選択受験科目にした知的財産法、さらには、新司法試験受験とは関係なく将来のためにと労働法、倒産法、消費者保護法、国際企業法務といった科目も受講しました。神戸学院大学法科大学院で修得した幅広い専門知識は、必ずや将来、私が地元の人々のために活動する際に役立ってくれるものと確信しております。

今後は、一日も早く一人前の法曹として活躍することができるように、神戸学院大学法科大学院で学んだことを基礎として、より高い専門知識を修得すべく一層の努力をしていきたいです。そして私は、地元明石・神戸で生まれ育った人間として、また、自らも被災した者として、地元で頑張っている多くの人々を法曹として支援することができるようになりたいと思います。

合格者からのメッセージ

コミュニティ・ローヤーを目指しての
取り組みについて

野道 裕絵 さん

野道 裕絵 さん

兵庫県明石市に生まれ、高校まで明石で育つ。大学、ロースクール時代は神戸で過ごす。
この地域にどっぷりつかり、外へほとんど出たことのない私。
そんな私が目指すのは、外への憧れからか、渉外事件のできる法曹です。
神戸は国際貿易都市であるという土地柄、国際渉外事件が少なくありません。
わが神戸学院大学法科大学院でも、コミュニティ・ローヤーのモデルのひとつとして「貿易・国際取引に精通する国際渉外法曹」を掲げており、国際取引法、国際私的紛争処理、国際企業法務とそのカリキュラムも充実しています。
良き先生との出会い、そしてその充実したカリキュラムのおかげで、私の国際渉外法曹への思いは増すばかり。国際関係の科目については他の科目とは比較にならないほど熱中して勉強していました。
新司法試験の選択科目ももちろん国際関係法(私法系)を選択。
ただし、渉外事件がやりたい、といっても、渉外事件しかできない法曹になりたくはありません。せっかくなら多種多様な事件に関わってみたいというのが本音です。

幅広い範囲の事件に対応できるジェネラリストになったうえで、ある分野のスペシャリストになる。それこそが私の理想です。
そのために在学中は、会計学、労働法、環境法など、新司法試験と関わりのない科目も履修し、幅広い知識を吸収することに努めました。
新司法試験に合格し、ようやく法曹へのスタートラインに立ったところ。
今後も貪欲に知識を吸収し、経験を積み重ね、地域に貢献することのできるコミュニティ・ローヤーを目指して努力していきたいと思います。

神戸学院大生の皆様、
法曹を目指してみませんか。

実務法学研究科(法科大学院)
研究科長 小櫻 純

実務法学研究科(法科大学院) 研究科長 小櫻 純

新司法試験本年度合格者は、6名であり、受験者に対する割合は、全国平均を超える33.3%となりました。これは、合格者の並々ならぬ努力のたまものであるとともに当法科大学院の教育の成果であると思います。神戸学院大学すべてのスタッフのご理解とご支援に感謝いたします。
合格者の内、半分の3名が、法学部以外の出身者であることは、法律以外の知識を持つ人に法曹になっていただくという新司法試験制度の理想にかなったものです。商船大学、理学部、発達科学部出身の合格者が、法曹界に新風をもたらしてくれることを期待します。
また、神戸学院大学法学部出身者が、合格したことは、大学全体にとっても喜ばしいことです。神戸学院大生の皆様、学部がどこであれ、当法科大学院を受験し、法曹を目指してみませんか。

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