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2016年7月
学長就任にあたって 学長 佐藤 雅美

学長就任にあたって 新学長就任の挨拶 佐藤 雅美 学長

このたび、岡田豊基前学長の後を受けて、学長を拝命いたしました法学部の佐藤雅美でございます。大学創立50周年という記念すべき節目の年に、このような大役を担うこととなりましたのは、大変光栄でありますとともに、身の引き締まる思いでいっぱいです。これまでの本学での30年近い教育・研究経験、ほとんどの学内委員を務めてきた経験、そして教学担当の副学長や法学部長などを務める機会を与えていただいた経験を活かして、誠心誠意、神戸学院大学の発展のために尽くしていく所存です。

佐藤 雅美 学長

本学は、1966(昭和41)年に、初代学長・森茂樹博士の下、栄養学部の単科大学として100人の入学者を迎え、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて、創立されました。それから50年、現在では、9学部・7研究科、2つのキャンパスに学生数1万人を擁する神戸市内では最大規模、兵庫県下でも2番目の規模の私立総合大学に発展しました。そして、50年の歴史の最大の財産(宝)である卒業生は8万人にのぼり、様々な分野で活躍されています。

この半世紀の発展の歴史に大いにプライドを感じながら、次の50年に向けて、建学の精神や「神戸学院大学憲章」に立ち返り、前向きで着実な歩みを始めたいと考えています。そして、地元ひょうご・神戸を代表する私立総合大学としての足場をより確固たるものにして存在価値を高めていくこと、それによって18歳人口減少などの厳しい前途を乗り越えていく基盤を作り上げることが、私の重要な役割であると認識しています。

佐藤 雅美 学長

本学は、2007年のポートアイランドキャンパス開設によって、神戸市内にタイプの異なる2つの文理融合型キャンパスを擁する大学として新たな歩みをスタートさせました。そして、法人創立100周年に発表された「神戸学院100年宣言」に基づく「中期行動計画」を策定し、2013年度から着実に実行に移すとともに、毎年点検を行ってきました。そのプロセスで、学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」を発展させ、アクティブラーニングを特色とする現代社会学部の新設、コミュニケーション能力の高いグローバル人材の育成を標榜するグローバル・コミュニケーション学部の新設、アクティブラーニング対応型のD号館の完成、学部移転によるキャンパス再編など、ここ数年の本学の動きは、課外活動やボランティア活動、その他の大学連携、地域連携活動などと相まって、活気のある大学として外部からも高く評価されています。「中期行動計画」は今後も地道にその実現に取り組み、さらに内容・項目を見直しながら次期の行動計画へと発展させる必要があります。

新たな50年に向けて、本学が当面取り組むべき課題については、大学創立50周年記念式典において岡田豊基前学長が発表した「未来50年―神戸学院大学が進むべき道筋―」で提示しています。そこでは、@地域との連携を推進するプログラムの展開(たとえば、地域総合型スポーツ・文化クラブの構想)、Aグローバル化を推進するプログラムの展開(海外の大学などとの交流の拡大)、B文理融合大学としての学修環境の整備(たとえば、医療・健康・福祉系3学部の専門職連携教育<IPE>の推進)、C学部・大学院の再編(たとえば、大学院の再編と新たな研究センター設置による研究力の向上)、D附属高校との取組をモデルとした高大接続の強化・促進(高大接続センター<仮称>の設置など)、E2つのキャンパス環境の整備(それぞれの特徴を生かしたバランスの良い再編・整備)、F職場環境の整備(神戸学院男女共同参画宣言<仮称>の策定など)が取り組むべき課題として示されています。いずれも本学の存在価値を高めるうえで、「中期行動計画」とも交錯させ、整理しながら早急に検討・実行していくべき課題であると考えます。

佐藤 雅美 学長

ところで、私は30年近くの本学での教育経験から、今も昔も変わらない本学の学生の典型的な傾向は、総じて素直で真面目でありながら、自己を過小評価しがちなところであると感じています。しかし、このことは裏返せば彼らには大きな「伸びしろ」があるということでもあります。この「伸びしろ」に徹底的に働きかける教育を展開し、学ぶことの喜びと自己の多様な可能性に気づかせる。そして、様々なことへのチャレンジを通じて、1人でも多くの学生諸君が4年間(あるいは6年間)で大きく成長できた、思った以上に成長することができたと実感して社会に旅立ってくれるような教育の在り方を追求していく。そのことが、社会に貢献できる人材の輩出につながり、本学が地域社会から必要とされる存在価値のある大学であり続ける上での重要な条件であると考えています。

本学がこれからの厳しい時代を乗り越えて生き残るためには、「学生が成長を実感できる大学」でなければならないという共通認識のもとに、全教職員とともに、様々な課題にチャレンジを続けていきたいと考えています。何卒よろしくご支援・ご教示をお願い申し上げます。

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