2014年5月
あきらめない。最後までやり遂げる。自分自身に挑戦し続けた日々。in Focus


神戸学院大学のSocial in ~地域社会とともに~
あきらめない。最後までやり遂げる。自分自身に挑戦し続けた日々。横田 真由美 2014ミス・ユニバース・ジャパン京都代表

母のひと言で、「2014ミス・ユニバース・ジャパン」に挑戦

私が「2014ミス・ユニバース・ジャパン」に応募しようと思ったのは、神戸学院大学薬学部を卒業してしばらく経ってからのことです。

小学校の頃から憧れていた薬剤師になる夢がかない、調剤薬局に勤務することになったものの、もっと自分を成長させたい。そんな想いを抱えていたときに、たまたま見たのが「2013ミス・ユニバース・ジャパン」のドキュメンタリー番組でした。そこには、各県の代表が、日本代表を目指してトレーニングに打ち込んでいる姿が映し出されていました。そのとき一緒に見ていた母がひと言、「あなたも受けてみれば?」と。自分自身と真摯に向き合い、短期間で成長を遂げている彼女たちの姿に感銘を受け、何かを得ることがきっとできるはずだと考え応募を決意しました。

強い信念と、絶対あきらめない気持ちで臨んで京都代表へ



「ミス・ユニバース・ジャパン」は、地方大会で各県の代表が選ばれ、セミファイナリストとして全国大会に出場し日本代表が決まります。一般的には“美の祭典”として認識され、その華やかな部分だけが強調されがち。実際には、日本代表選考の最終日に行われるパフォーマンスより、その前に2週間ほど実施される『ビューティー・キャンプ』と呼ばれる選考課程が重視されます。『ビューティー・キャンプ』は東京のホテルの相部屋で各県代表がともに生活。ウォーキングなどのほか、マナーや教養などの各種レッスンを受けます。その間、常に態度や仕草、表情まで事細かに観察され、誰が日本代表にふさわしいか、知性や感性も含めて審査されるのです。例えばウォーキングひとつとっても、ただ歩き、立ち居振る舞いを審査されるのではなく、いかに自分自身を表現できるかが重要。自分自身をよく理解していなければ、表現することはできません。そのため、まずはじっくり自分と向き合いました。その結果、ありのままを表現すればいいと思えたことで、ポジティブになれ、道が開けてくるように感じました。

やはり、出るからには日本代表の最終選考まで絶対残りたい。私はそう固く決心し、勤務している調剤薬局で仕事を終えた後はトレーニングやレッスンに時間をかけました。選考のために費やす日々が続き、肉体的にも精神的にもハードでしたが、私は一度決めたことはやり遂げる主義。大学時代も、薬学部で6年間勉強に追われる日々を過ごしましたが、くじけそうになっても「必ず薬剤師になる!」と、最後まであきらめずに自分を鼓舞し目標をクリアしてきました。今回も努力すれば必ず報われる。そう信じた結果、京都代表の栄冠を手にすることができました。夢だった薬剤師になれたことが自信につながり、頑張ってこられたのだと思います。

自分自身を見つめ直し、感謝の心を感じた日々のあとで

残念ながら日本代表にはなれませんでしたが、代表選考のステージに最後まで残ることができたのは、職場の方々の全面的な協力やジムのトレーナーの熱心なサポートなど、周囲の支えがあったからこそ。また、自分自身を深く見つめ直すよい機会となり、ありのままの自分でいること、笑顔の大切さにも気づくことができました。参加して、本当によかったと思います。

まだ漠然としているのですが、将来は、薬剤師としての知識と今回の経験で学んだことを活かして、美と健康に関わるテーマで情報を発信していけるような立場になりたいと考えています。

将来像を思い描き、行動的で充実した学生生活を


さまざまな薬学系の大学があるなか、私が神戸学院大学に入学したいと思った理由は、同じキャンパスのなかで他学部の学生と交流できることに魅力を感じたからです。それは単科大学ではなく、総合大学が持つ魅力のひとつだと思います。

ありのままの自分でいる。そのうえで、自分を客観視して無理のない目標を設定する。そうすれば新たな出会いや発見があり、自分自身の成長につながっていくのだと思います。実際、私の大学生活は、外部の方を含めていろいろな出会いがあり、今の私の大きな財産になっています。

キャンパスは毎日、ワクワクすることでいっぱい。つい、楽しみだけを追い求めてしまう時期もあるかもしれません。そんななかでも、やりたいことを見つけ、自分の将来像は描いておくことです。また、就職先をゴールとして考えるのではなく、通過点として捉え、将来自分がどうなりたいかを思い描くことが大切だと思います。今すぐに描けないのであれば、これをしたいと思っていることを思い切って実行すべき。それが、自分の将来につながっていく。そう信じて、充実した学生生活を送ってほしいと思います。

プロフィール

2012年、神戸学院大学薬学部薬学科卒業。学生時代からモデル活動を始める。京都市内で調剤薬局に勤めるかたわら、「2014ミス・ユニバース・ジャパン」に応募し、京都大会でグランプリを獲得。

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