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  5. Over the 50th 開設50年を超えて。新たな栄養学部へ。
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1966年、ここからすべてが始まった〜50年のあゆみ

高い志と情熱によって開学し 着実な実績を築いた50年

体質医学の世界的な権威であった森茂樹は、「日本人の体質改善を本学から発信したい」との大きな志を持って栄養学部開設に尽力。明治時代より続く栄養学の本流を担う学識者を創設メンバーに招聘し、栄養学部栄養学科の認可にこぎ着け、1966年の開学を実現しました。

学部開設当初の学び舎は1号館のみ。施設・設備も万全とは言えないなかで、カリキュラムに関しても手探り状態で管理栄養士の養成を目指しました。また、国家試験に向けてカリキュラムを整備し、臨床検査技師養成にも取り組むことになりました。1974年4月には、大学院を開設して高等教育の充実も図りました。

学部教育においては、1986年に実施したカリキュラムの大改編をはじめとして、関連法の改正に応じて学習内容をブラッシュアップし、学びの質向上を図ってきました。1990年代には、ウェールズ大学医学部(イギリス)やウプサラ大学家政学部(スウェーデン)など海外の大学との協力関係を結んで積極的な学術的・人的交流を実施。最新の栄養学のトレンドを取り入れるなど、常に、時代の変化に即した教育を行ってきました。

20世紀には30校ほどしかなかった管理栄養士養成校は、21世紀の現在ではその5倍にまで増設されています。その中で、神戸学院大学栄養学部は、栄養学の老舗として着実な実績を重ねてきています。

Voice 栄養学部栄養学科 森 光寿 教授

創設期の情熱に今一度立ち返り、
より一層教育の質向上を

私は、神戸学院大学栄養学部栄養学科の第一期生。入学当時、1号館以外にはなにもなく、殺風景な風景が広がっていました。そこで、私が発起人となり園芸部を立ち上げ、校舎の周囲に花壇をつくって咲いた花を教室や洗面所などに飾ったりしていました。学生たちは、キャンパスで焼肉パーティーやソフトボール大会、ハイキング、ダンスパーティーなどさまざまなイベントを開催し、アットホームな雰囲気にあふれていました。

授業についても、まさに手作り。ガスクロマトグラフィを研究室間で融通して使用したり、ガラス細工の得意な先生がガスバーナーで制作したキャピラリーを用いて実験を行ったりしていました。今と比べるとのんびりした雰囲気ではありましたが、実験には夜を徹して没頭したものです。そんな私たちを気遣って、ラーメンをつくってふるまってくれる先生がおられたことも、今となっては懐かしい思い出です。

本学の栄養学部は、森茂樹初代学長の声がけにより、当代一流の先生方が結集して開設されました。学生・教職員を含めた全員が、森先生の高い理想を共有し、情熱を持って学部を盛り上げようという気風がありました。あれから50年。栄養学部は、当時からは想像できないくらい立派に成長しました。この大きな節目を契機に、今一度初心に立ち返り、現状に満足することなく教育の質の向上が図られることを切に望んでいます。

栄養学部栄養学科 森 光寿 教授

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