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2017年1月
−学長からの新年のメッセージ−

フロントライン 学長からの新年のメッセージ2017 「未来50年」に向けて、「後世に残る存在価値の高い大学」を目指して 神戸学院大学 学長 佐藤 雅美

1 はじめに

謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
1966年に初代学長・森茂樹の下、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて栄養学部の単科大学としてスタートした本学は、2016年に創立50周年を迎え、現在では神戸市内に2つのキャンパス、文理9学部・7研究科、1万人を超える学生を擁する神戸市内では最大規模、兵庫県下でも2番目の規模を誇る私立総合大学に発展いたしました。
昨年7月に学長となって初めての新年を迎え、2017年は、本学が「後世に残る大学」としてさらに進化していく重要な1年になると確信しています。

2 成長を促す教育の実践

神戸学院大学は、社会から必要とされ、信頼される存在価値の高い大学であるために、いわゆる「三つのポリシー」を中心に、学生の成長を促す教育を展開し、自己の成長を実感して社会に飛び立つ人材を育成していくことを機軸に大学運営を進めてまいります。正規カリキュラムにおける教育改善の推進はもちろん、課外活動、ボランティア活動、課外講座、海外研修や留学制度、地域連携活動など、様々なプログラムや取り組みを通じて学生の成長を支援していきます。

3 「中期行動計画」の総括と新たな計画の策定

本学は、法人設立100周年を迎えた2012年に公表された「神戸学院100年宣言」に基づき、2013年度から「中期行動計画」を実施し、新学部の設置やキャンパス再編など、大きな変化を実現してきました。2017年度で最終年を迎える「中期行動計画」の成果と課題・問題点を総括するとともに、いわゆる2018年問題や高大接続を基軸とする教育改革を視野に入れつつ、新たな「中期行動計画」を策定する作業を行います。

4 「未来50年」の具体化と充実

昨年6月の大学創立50周年記念式典において公表された「未来50年―神戸学院大学が進むべき道筋」は、次の50年に向けて当面取り組むべき重要課題を提示しています。それらを具体化する動きはすでに始まっていますが、以下のとおり、その内容を充実させつつ着実に実行してまいります。

(1)地域連携の更なる推進

本学は、これまでもボランティアをはじめとする地域貢献活動を積極的に展開してきました。今後も地域連携を地道に推進する象徴的なプログラムとして、「神戸学院大学総合型地域スポーツ・文化クラブ(仮称)」を立ち上げ、地域に貢献しうる取り組みを推進します。また、神戸マラソン応援プロジェクトなど、従来から取り組んできた地域貢献活動も充実させていきます。

(2)グローバル化・国際化の推進

2015年度のグローバル・コミュニケーション学部の新設は、本学におけるグローバル化推進の象徴であるといえます。昨年は、モスクワ大学との一般交流協定の締結など、いくつかの協定校が追加されました。さらに交流協定先を拡大するとともに、外国人客員教授制度を活用した海外の大学との人的交流を推進します。また、より多くの学生が海外経験をできるように、国際交流センターを中心に、交換留学・派遣留学制度の見直し、短期海外研修の拡大や運営方法の見直しなどを進めていきます。

(3)総合大学としての環境を生かした学修プログラムの推進

本学の特色である医療・健康・福祉系3学部を中心に、資格専門職間の相互の理解と協働をテーマにした教育プログラム(IPE)を展開し、地域社会の医療と福祉に実践的に貢献しうる人材の育成を推進します。また、昨年スタートした「神戸学院カレッジ」(英語特別クラス)の充実、学際教育機構スポーツマネジメントユニットを発展的に継承する共通教育センター「スポーツサイエンス・ユニット」への参加学部・学科拡大の検討、そして、文理9学部の環境を生かした共通教育科目の見直しなどを推進します。

(4)学部・学科・大学院の再編に向けた検討

今年度の入試結果や社会のニーズを分析しつつ、本学が有する教育・研究の資源を生かせるような学部・学科の再編の可能性を検討していきます。また、大学院についても、社会のニーズに対応しうるカリキュラムの改革や研究科の再編を検討します。

(5)本学を代表する研究プロジェクトの推進

今年の私立大学研究ブランディング事業への申請を機会として、総合大学としての環境を生かした本学を代表する研究プロジェクトを立ち上げ、推進していきます。これによって、研究力の向上を推進して、研究面からの社会貢献の充実をはかります。

(6)附属高等学校・中学校との連携強化など

昨年の附属高等学校のボートアイランドへの移転、そして、すでに認可を得ている附属中学校の今年4月の開設は、中高大の連携強化の絶好のチャンスであると言えます。多様な連携プログラムを具体化するために、次年度から「神戸学院中高大連携会議」(仮称)を設置し、他大学にはないユニークな連携を推進していきます。また、附属高等学校以外の高校との連携をより戦略的に推進していくために、入学センターに高大連携担当部門を設置します。

(7)2つのキャンパス環境の整備

本学の発展にとって、二つのキャンパスのバランスの取れた整備は重要課題です。有瀬キャンパスでは、教育後援会のご寄付によって食堂の大幅な改装が決まっています。さらに昨年学長の諮問委員会として立ち上げた「有瀬キャンパス再整備実行ワーキンググループ」(座長・清水副学長)の中間答申が間もなく出されます。学内での意見聴取を経て最終答申が出されますので、新年度からその実行に移ります。ポートアイランドキャンパスについても、課外活動拠点などの環境整備を検討します。

(8)職場環境の整備

職場環境整備の第一歩として、昨年10月に「男女共同参画推進ワーキンググループ」(座長・西垣学長補佐)を立ち上げました。「神戸学院大学男女共同参画推進宣言」の策定を始め、女性教職員の支援策への補助金申請をも視野に入れて、本学の現状を踏まえた提案を検討しています。今年度内には答申を得て、その内容を2017年度から順次具体化していく予定です。

5 むすびに――神戸学院としてのスクラムの強化

神戸学院大学が、今後予想される様々な苦難を乗り越えて「後世に残る大学」となるには、文理・新旧9学部、大学と附属高等学校・中学校、教員と事務職員、大学と同窓会・教育後援会の間のコミュニケーションや連携を強化し、オール神戸学院としてスクラムを強化していくことが必要です。そして、慣例や前例に拘泥するのではなく、新たなニーズや要請を敏感に感じながら、社会から信頼される大学として発展し続ける必要があります。本年が、そのような道筋の第一歩になることを願って、新年のご挨拶といたします。

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