阪神・淡路大震災を経験した神戸で、災害に対してどう取り組むべきかを考え必要な人材を育成することを目的に、2006年4月から学際教育機構防災・社会貢献ユニットがスタート。2014年4月には、ユニットの学びを継続しさらに深化させるため現代社会学部社会防災学科を開設。従来行われている地域貢献活動をさらに活発化し、学生による新たな試みも始まっています。

現代社会学部社会防災学科が開設され『防災』に取り組む大学として積極的な活動を展開

防災・社会貢献ユニットは、希望者が文系学部の2年次生から選抜のうえ参加し、地域防災活動のほか国際ボランティアの場においても幅広く実践する学びを展開。約10年にわたって、高い専門性を身に付けた学生を育成し社会に送り出すなど、着実に実績を積み重ねてきました。

この間、ユニット生の市民救命士資格取得、幼稚園や小学校から中学、高校までの教育機関で学生が防災教育を行う「出前授業」、東日本大震災の被災地でのボランティア活動など、他大学や自治体、NPOをはじめとする外部機関と連携し、さまざまな活動を行ってきました。こうした土台を引き継ぐ形で、現代社会学部社会防災学科を開設。防災教育の更なる充実が図られるなか、学生が自ら企画し地域社会に防災のあり方を発信する「防災女子」のようなプロジェクトも発足しています。

現在、社会に根ざした『防災』の実現を目指して、学生たちの活動は今までの発想にとらわれない形で多彩に広がっています。

学生が取り組む防災活動受賞事例

  • 第12回防災まちづくり大賞 一般部門消防庁長官賞受賞
  • ぼうさい甲子園グランプリ受賞
  • 第4回防災教育チャレンジプラン大賞
  • 「暮らしの備え」アイデアコンテスト最優秀賞
  • 第8回21世紀のまちづくり賞研究活動賞受賞
  • 第28回「こうべユース賞」受賞