Plan03 全学教育推進機構の充実フロントライン

Plan03 全学教育推進機構の充実 「中期行動計画」の大学における重要なテーマに、全学的な大学教育の向上があげられます。神戸学院大学では、そうした課題をクリアするため、全学教育推進機構を新たに設置。共通教育センター・教育開発センター・教職教育センターを配置し、学びと学習環境両面での強化を目指します。

全学横断的な教育運営組織である共通教育センター、 教育開発センターおよび教職教育センターを開設・拡充

神戸学院大学では、2014年度から新たに全学教育推進機構がスタート。下部組織として、全学的な教育力の向上を目指す取り組み、ファカルティ・ディベロップメント(FD)活動の推進と支援を行う教育開発センター、全学的な基礎教育・教養教育のプログラムである共通教育科目を運営する共通教育センターと、教員を目指す学生のための教職課程および博物館学芸員課程の運営とその質的向上を目的とした教職教育センターを開設。それぞれを学部横断的な組織として整備し、全学的な教育と教育環境のさらなる充実を目指します。

全学的な共通教育科目は、社会人に必要とされる基礎技能を身に付ける「リテラシー科目群」と、広い視野と柔軟な思考力を育成する「リベラルアーツ科目群」に分かれます。共通教育センターの設置により、「リテラシー科目群」を担当する専門の専任教員を配置し、英語、中国語といった外国語分野、情報教育分野、基礎思考分野(数的思考、文章読解・文章表現、時事・現代用語)の底上げとレベルアップを図ります。

教育開発センターにおいては、委員会で学部を超えた教育上の課題に関する方針を検討するとともに、本学の教育職員が教育の質的向上や改善を図るため、研修会やワークショップを定期的に開催するなど、教職員に対する啓発と指導法などに関する情報提供を行います。

さらに、現代社会学部とグローバル・コミュニケーション学部が開設されることで、教員免許取得を目指す学生が増加することも見込まれます。そこで、学生が教職課程を途中でリタイアすることなく履修できるよう、学生に対するサポート体制を強化するため教職教育センターを開設。免許取得だけでなく、採用試験合格も視野に入れた、きめ細やかなバックアップで支援していきます。

共通教育センター / 教育開発センター所長 副学長 佐藤 雅美

すべての学生が満足できる充実した教育環境を目指して

神戸学院大学では、「中期行動計画」の実施に伴って組織改編を行い、教育体制の大幅な改革に着手しました。そのひとつが、共通教育センター・教育開発センター・教職教育センターからなる全学教育推進機構の設置です。全学的な教育を司る組織が整備されたことで、これまで学部ごとで差があった教育に対する考え方やそれを取り巻く環境への認識を共有し、基礎教育を含めた学部横断的な教育の充実を図ることが可能になりました。つまり、全学的な視点から、充実した教育内容や高いレベルの教育環境を提供し続ける基盤が整ったと考えています。

また、これまで学部横断的な教育を担ってきた「学際教育機構」のスポーツマネジメントユニットは、ブラッシュアップされた内容となって共通教育センターのプログラムに移行することになりました。このことにより、基礎教育分野が今まで以上に充実し、学生により幅広く多彩な学びを提供できるようになりました。

私たちが最終的に目指すところは、すべての学生に「神戸学院大学で学んでよかった」と心から満足してもらうことです。すでに目指すべき目標がある、あるいは、まだ明確な目標が定まっていなくても、神戸学院大学で過ごす中で社会を生き抜く力を十分身に付けることができる教育環境がここには用意されています。本学を目指す皆さんには、安心して入学していただきたいと思います。

創立100年のその先へ─ 中期行動計画で目指す神戸学院のかたち
  • plan 01 新学部開設 (現代社会学部 / グローバル•コミュニケーション学部)
  • plan 02 キャンパスの再編と新校舎D号館建設
  • plan 03 全学教育推進機構の充実
  • plan 04 附属高等学校のポートアイランド移転

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