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[Project1] 少人数滞在型プログラムを実施

少人数で滞在することでより細やかな支援活動が可能に

復興支援活動の初期段階ではがれきの撤去や炊き出しなど、ある程度の人数が必要とされるボランティア活動が中心でした。しかし、状況が落ちついてくると、よりきめ細かな支援活動が求められるようになりました。そこで、大人数で短期間活動を行うボランティアバスだけではフォローしきれない部分を、少人数である程度の日数をかけて滞在することで、より仮設住宅に住む方のニーズに応えようと発足したのが「少人数滞在型プログラム」です。

プログラムは、2012年8月をメインとして学生の長期休暇期間などを利用し、2013年12月までに3回行われました。これまで、宮城県の石巻市で、学習支援や一緒に遊ぶなど子どもたちに対する援助、名取市では現地の生活支援相談員の指導を受けて一軒一軒を訪問するなど住民の方に対する見守り活動を中心に支援活動を行いました。

参加学生が現地で受入れ準備を担当しコーディネーターとしても活躍

一方で、「少人数滞在型プログラム」は、学生が現地でコーディネーター的な役割を学ぶ場ともなっています。参加学生は、ボランティアバスの受け入れ準備のスタッフとしても活躍。現地で職員などとともに事前準備をし、ボランティアバスでやってくる神戸学院大学の学生ボランティアを現地で出迎えています。

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人文学部人文学科3年次生 楠瀬 孝和さん

じっくりと被災者と向き合うことで生まれた強い絆

私はもともと、東日本大震災復興支援のボランティアバスに1年次生から参加していました。そうした活動のなかでもっと深く復興支援に関わりたいと考えるようになり、少人数滞在型のボランティアに参加することにしました。

活動先は石巻市と名取市の仮設住宅。夏休み期間に、私を含めて4人の学生が2班に分かれ、10日ほど滞在しました。私が担当した名取市の仮設住宅では、神戸市水道局からいただいた飲料水をペットボトルにつめて一軒一軒に配ったり、住宅内にある託児所で子どもたちと遊んだり、炊き出しボランティアのお手伝いをしたりしました。

活動をするにつれて徐々に住民の方とも親しくなり、地震当時の生々しい状況や、3年経ってもなかなか復興が進まない現状など苦しい心のうちを話していただけるようになりました。また、プログラム最後の日に、仲良くなった子どもたちがバス停まで見送りにきてくれるなど、ボランティアバスでの1日限りの活動ではできない体験をすることができました。子どもたちや住民の方とより深く交流でき、被災者とボランティア学生という関係以上の絆を持つことができたと思います。

私自身は、今回の少人数滞在型のプログラムに参加して、より被災地に対する想いが増したと感じます。今の現状をもっと多くの人たちに知ってもらうためにも、在学中はもちろん、大学卒業後も可能な限り被災地に足を運び続けたいと思っています。

神戸学院大学による東日本大震災復興支援のこれまでの歩みと成果
  • Project1:少人数滞在型プログラムを実施
  • Project2:大学生の神戸招へいプログラムを実施
  • Project3:水産加工企業へのインターンシップと東北応援物産展の開催

【学生による復興支援報告会】『東日本大震災復興支援と学生ボランティアの可能性』を開催


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