ボランティアを通じて得た出会いフロントライン

新入生歓迎Special 2012年6月 元気、充実!神院大ライフ 実り多い大学生活送るため 新入生にいま伝えたい 自ら考え、行動する楽しさ
ボランティアを通じて得た出会い 「自分自身が楽しめる活動 やってみたいという気持ちがあればいい」 山端宏さん 法学部・法律学科3年次生 ボランティア活動支援室・学生スタッフ代表

私は、ボランティア活動支援室の学生スタッフとして、ボランティアに取り組んでいます。ボランティアに関心はあるがどのようにして参加するのか分からないという学生の相談に乗り、情報の提供や、関連団体・機関との橋渡しをするなど、さまざまなサポートを行っています。ボランティア活動支援室には現在、職員でボランティア・コーディネーターである川口謙造さんと約30人の学生スタッフがいます。学生スタッフは災害班、環境班、子ども班の三つのグループに分かれ、それぞれ自分がやりたいボランティア活動に参加しています。

私は高校時代は課外活動をしていませんでしたが、大学に入ったのを機に、なにか始めたいと思っていました。いろいろなサークルや部活を回るなかで、興味を持ったのがボランティアです。新入生対象のボランティアガイダンスに参加し、そこで先輩たちの話を聞いて「自分にも何かできることがあれば」と思いました。実際に活動している先輩たちが、すごく楽しそうだという印象を受けました。そこで、こういうのがあるよと勧められ、初めて参加したのがスペシャルオリンピックスのサポートでした。

スペシャルオリンピックスは、知的障がいのある人の自立や社会参加を目的とし、スポーツプログラムや、その成果発表の場としての競技会を提供する国際的なスポーツ組織です。年間を通じてさまざまな競技会が行われ、その都度、運営をサポートするボランティアが募集されます。ボランティア活動支援室を通じて応募し、神戸で開催されたマラソン大会で、コースの沿道整理や誘導を担当したのですが、そこで多くの友人ができました。参加者には同じ大学の人もいれば、他大学の人もいたのですが、話が合うというか、話をしていて非常に楽しいと感じたのです。活動することの楽しさに加え、新しい仲間が得られる喜びを知りました。次に企画したのが、清掃活動です。明石駅から有瀬キャンパスまでの清掃を計画し、ボランティア活動支援室の学生スタッフの他、一般学生も加わってもらいました。

ボランティア活動支援室は、その名の通り、学生の活動を「支援」するところですが、まず私たち学生スタッフ自身がさまざまな活動に参加し、自分たちが楽しもうということです。支援室に集まるたくさんの情報の中から参加したい活動を選んだり、自分で活動を企画して仲間を募ったり、楽しみながら経験を積んだうえで、かつての私自身のように、ボランティアに関心はあるけれど、どのようにして参加すればよいのか分からないという学生の相談に対応します。そのような活動を通じて出会う人たちは本当に熱心で、意識の高い人が多いと感じています。

学内のボランティア意識を盛り上げ、だれもが元気で楽しく活動できる環境をつくりたいというのが、私たち学生スタッフの目標です。私自身は3年次になり、キャンパスがポートアイランドに変わり、これまでのように有瀬の支援室にずっといるということが難しくなりました。また、11月には引退し、引き継ぎをしますが、それまでの間、個人的にもしっかりボランティア活動を楽しみ、仲間と一緒に目標達成への基盤を固めたいと思っています。

ボランティア活動は、自分自身が楽しめる活動です。最初は戸惑いもあるかもしれません。想像と実際は違っていたというような状況は、たくさんあるでしょう。相手のニーズをしっかり把握するには対話力も必要です。が、やってみたいという気持ちさえあれば、十分だと思います。自分が行って大丈夫でしょうかという相談をしばしば受けますが、実際に参加すると、ほとんどの人が「行ってよかった」と言います。活動自体を楽しみ、さまざまな人と出会えるのが面白いのです。

東日本大震災被災地でのボランティア活動
東日本大震災被災地でのボランティア活動
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