栄養学部長・栄養学研究科長 合田 清フロントライン

2009年、 さらなる高みを目指して ―新年のメッセージ―

栄養学部長・栄養学研究科長 合田 清

新しい展開に向けて

栄養学部長・栄養学研究科長 合田 清

新年明けましておめでとう御座います。本年も旧年にも増してご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。

今年本学部にとり、新しい取組みや改善目標としなければならないことがいくつかあります。その一つは入学志願者の数が減少を続けていることに対し、増加を促す改善策を作成すること、案はすでに作成済みであとは実際に対処することにあります。ただ偏差値にかげりが見えないのは一つの救いです。さらに目標にしたいのは、本学部の学生定員が95名とコンパクトである故、教育については極めて有利ではありますが、大学財政への貢献度が低いのが悩みの種です。その寄与を大きくしたとは思いますが、授業料の値上げのようなすぐ効果の出ることは、かつては可能でありましたが、今は出来る状況にはありません。従ってその改善策には多くの選択肢があるようには思えません。学生数の増加で対処するのが一つの解決策と考え、栄養学科の他に新学科設立の構想が出てきました。何を作るかがポイントとなりますが、健康志向が高まっているところを見逃す手はないわけで、健康増進に向けての取り組みとして、今も栄養学科は栄養の面から貢献しているわけですが、また運動が健康増進に大きく貢献できることは誰もが認めるところです。そこで健康増進に貢献できる運動を科学する学科(名称はスポ-ツ健康学科とかスポ-ツ健康科学科?か)を設立し、その教育、活動、指導をめざす教育を、栄養学部の中にあるメリットを十分に生かし、立ち上げる構想を作りました。トップアスリ-トを養成する学科にするつもりは毛頭ありません。幸い人材は本学内にいることが実現性の高いところです。

ポートアイランドキャンパス移転後の有瀬キャンパス再整備計画が進行中ですが、この機会を逃さず、厚生労働省ならびに大学基準協会からの指摘を受けた13号館内の複数の実習室が狭小であるので改善せよとの勧告を実現するチャンスと捉え、改善実現をめざしたく思います。

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