インターンシップフロントライン

【大学の新たな可能性を求めて】 ヴィッセル神戸とのパートナーシップ

インターンシップ派遣

パートナーシップ締結時より年1回実施され、今年で4期目を迎えるインターンシップ。法学部、経済学部、経営学部、人文学部の3年次生が履修することができ、毎年10名の学生が参加しています。派遣期間は8月中旬から9月初旬までの3週間。期間中は10名の参加者でプロジェクトチームを結成し、運営スタッフとしてホームゲームでの各種運営業務をはじめ営業活動への参加や、プロモーション企画の提案なども行います。また、テーマを設定してアンケート調査など、リサーチ業務も実施。参加学生は、ヴィッセル神戸の企画運営に直接関わる広範な業務を体験します。

将来の方向性を決定づけた
プロスポーツの世界に恩返しを

株式会社船井総合研究所
第三経営支援部
新井 智海 さん
(2007年4月経済学部経営学科卒業
ヴィッセル神戸 インターンシップ 1期生 )

株式会社船井総合研究所 第三経営支援部 新井 智海 さん(2006年4月経済学部経営学科卒業)

私は、ヴィッセル神戸へのインターンシップの1期生にあたります。当時、初日の冒頭に担当者の方から、「君たちにはいったい何ができるの?」と聞かれ、大変戸惑ったことを覚えています。とにかく、何か実施できる企画を考えなければならないということで、参加者10名で「観客動員アップ」など与えられたテーマに沿った企画を自分たちなりに考えて提案し、何度か手直しを加えながら実行しました。こうした経験のおかげで、何もないところから企画を考え実行することや、率先して人を引っ張っていくことに魅力を感じたり新たな自己発見をすることができました。また、もともと企業経営やマーケティング分析などに興味を持っていたこともあり、そうした分野に進むことへの再確認の場にもなりました。就職活動を含め、その後のキャリアの方向性を決定づける契機になったと思います。現在、コンサルティングの対象をヴィッセル神戸をはじめとするプロスポーツ関連企業に絞り営業活動を行っています。入社して1年半の間は飲食関係やアパレル、不動産などさまざまな業界にコンサルティング業務を行ってきました。しかし、2年目の今年、やはりスポーツの現場で味わう感動に勝るものはない、その感動を裏で支える仕事がしたいと感じ、学生時代に悪戦苦闘した“この場所”に舞い戻って来てしまいました。何万人もの人々に感動を与えるという、自分一人では到底不可能なことを可能にするプロスポーツの世界。学生時代、自分の可能性に気づかせてくれたこの業界に、コンサルティングという形でお返しができたらと思っています。

貴重な経験ができる
本学ならではのインターンシップ

人文学部 人間文化学科
4年次生
(ヴィッセル神戸 インターンシップ 3期生)
大塚 直之 さん

人文学部 人間文化学科 4年次生 大塚 直之 さん (ヴィッセル インターンシップ 3期生)

以前から、就職活動を行うにあたって自信を持って語ることのできる経験をしたいと考えていました。そんな中、自分自身が中学校と高校でサッカー部に所属していたということもあり、ヴィッセル神戸へのインターンシップに参加しました。インターンシップの期間中は、チラシを配ったりスタジアムでの観客の誘導やチケット切りなどの業務のほか、集客力をアップさせるための企画を考えるなど、多種多様な仕事を経験させていただきました。業務のなかでは、同じ時期に参加した女子学生の、女性客を集めるために提案された「LVE KOBE」というキャッチフレーズをグッズへ展開するという案が採用されるなど、私たち学生の提案を積極的に採り入れてくれたことが印象に残っています。一方で、商店などにポスターひとつ貼ってもらうにも4年間営業の方が何度も足を運んでやっと了解してもらったなどという話を伺いました。ヴィッセル神戸の人気を支える大きな力となっているのは、こうした地道な努力の積み重ねであるということも教えていただき、大変勉強になりました。さまざまな業務を行うことで、コミュニケーション能力が向上し仕事に対する責任感も身についたと思います。プロのスポーツチームの仕事に携われるという貴重な経験は、本学だからこそできることです。意欲のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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