キャリアカウンセリングフロントライン

キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリングとは

本学では、有瀬キャンパスとポートアイランドキャンパスの2カ所に「キャリアサポートルーム」を設置しています。実際に企業で社員のカウンセリングや社員教育に当たっている産業カウンセラーにより、週2日キャリアサポートルームでカウンセリングを行っています。相談の内容は、企業や業界の情報提供、エントリーシートの書き方、自己分析の方法、面接指導など就職活動に必要な技術的なサポート以外にも、就職活動に対して不安や迷いを抱えている学生に対して、メンタル面でのサポートも実施しています。基本的には本学在学生が対象ですが、卒業生で社会人になった方でも初回は対応しています。

キャリアサポートルーム(予約制)

有瀬キャンパス 毎週水曜日/9:00~15:00
毎週金曜日/10:00~16:00
ポートアイランドキャンパス 毎週火・木曜日/10:00~16:00

『大学生として今をいかに生きるか』

進路支援事務室キャリアカウンセラー
社団法人 日本産業カウンセラー協会 関西支部
シニア産業カウンセラー 浜中 惠美子 氏

今の学生は、表面的には器用に周囲と合わせることはできるので、一見、人間関係が上手く、自信を持って学生生活を楽しんでいるように見えます。しかし、実際は将来に対する不安や、内面的な深い所まで話し合える友人関係を作ることができないため、就職活動をする以前の問題として、孤立感や自己不信にとらわれている人が少なくありません。
人間は本来、生まれる家庭や環境を選ぶことは出来ません。ところが、発達段階のさまざまな体験を通じ、等身大の自分を受け入れつつ「自己肯定感」を養い、与えられた環境から飛び出し、社会に適合して行きます。前者を“第一の誕生”、後者を“第二の誕生”としましょう。
現代社会のは、幼少時に受けた些細な親子の葛藤、友人からのいじめなどの人間不信を解消出来ないまま、「自己肯定感」を持てず、“第二の誕生”を目の前に足踏みしている若者が徐々に増えつつあることです。
カウンセリングは、そうした状況に置かれている若者の心の状態を「認知パターン」の修正(非合理的で一方的な“思い込み”[ 例えば、長所のない自分]という呪縛から解放する手法)などを通し、自分では気づかない「内なる力」を引き出すためのサポートをします。
就職活動において、最も求められているのは、「内なる力(バランスの取れた人間性とそれに裏付けられたコミュニケーション能力)」です。これらの力は、内定を得るための目先の“技術”のみを優先するような学生生活では身につきません。
何かの縁で、神戸学院大学に入学し、学問的テーマを選択しているのですから、一つでも自分の納得のいく「学びのセンス」を、今磨いてください。
今、役に立たないかもしれない「教養という力」が、職業人生のみならず生き方そのものを支えていく力になると思います。
キャリアカウンセリングは、自己理解を深め、自らのキャリアを自らが形成できるよう支援しています。いつでも、門戸は開かれています。

Voice:キャリアカウンセリング

カウンセリングを受けたおかげで
今の内定をもらえたと確信

人文学部 人間文化学科
4年次生 堀 久美子 さん

私が就職活動を本格的にはじめた時期は遅く、4年次生になる直前になってからでした。企業面接に出向いたりした時の服装や言葉遣いや態度などを相談する人も周りにいなかったので、就職活動の基本的な事をきちんと知りたいと思いキャリアカウンセリングを受ける事にしたのです。カウンセリングを受ける前は、就職活動初心者の私に理解できるのだろうかと不安でした。でも実際に受けてみると、自分自身にまったく自信の持てなかった私のよいところを丁寧にヒアリングしてくださり、自信が持てるように導いていただけたので、とてもリラックスしてカウンセリングに臨む事ができました。今年の4月からカウンセリングを受けはじめたのですが、2カ月後には希望の会社に内定をいただくことができました。その間、思うような面接ができなかった時に相談すると改善点をアドバイスしていただいたり、逆にうまくいった時に報告しに行くと一緒に喜んでいただいたり、本当に親身になってカウンセリングしていただきました。キャリアカウンセリングを受けていなければ、内定を勝ち取る事ができなかったかもしれません。とても感謝しています。

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