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周辺社会とつながる学びケース1

周辺社会とつながる学び ケース【1】:
― 防災関連資格取得者の学生による地域社会への貢献例

「学生ボランティアによる 市民救命士講習」

2007年5月15日(火)
場所 神戸市立神戸生田中学校体育館

5月15日、神戸市立神戸生田中学校(神戸市中央区元町)で、「学生ボランティアによる 市民救命士講習」が同校の2年生を対象に実施されました。この講習会は、神戸学院大学「防災・社会貢献ユニット」の救急インストラクター有資格者の学生が、神戸市消防局から講師としてボランティアで参加し開催。今回は、有資格者28人のうち3年次生の11人が参加。学生にとってはスキルアップするための大きな実践の機会です。

今回の講習会は、「市民救命士普通コース」の「普通救命コースT」の内容で、救急車が来る前にすべき応急手当の方法をレクチャーするというもの。具体的には、心肺蘇生法やAED(Automated External Defibrillator)を用いた除細動(電気ショック)等を速やかに行う方法を生徒に学んでもらいます。

学生ボランティアによる 市民救命士講習
■学生ボランティアによる 市民救命士講習

講習会の前にまず、生徒が体育館に整列。「人命救助の大切さを学ぶように」という先生の説明を受けた後、それぞれ男女のグループ13班に分かれて講習会がスタートしました。

学生は、自分の班の生徒の中から1人を選び、救急患者に見立てた人形を相手に応急処置の方法を教えます。1人が終わった後は、その次の生徒と、全員が体験できるように順番に指導していきます。「大丈夫ですか?」と数回たたいても反応がない時は周囲に助けを呼ぶ、次に気道を確認した後で気道を確保すると今度は呼吸の確認、人工呼吸の開始、心臓マッサージの実施など、生徒たちは学生の指示に従って、時にとまどいながらもおおむねテンポよく応急処置をシミュレーションしていきます。インストラクターの学生も、それぞれが考えた自分たちなりの言葉の掛け方や雰囲気作りを工夫。生徒たちのやる気と集中力を切らさぬよう細やかに心配りしながら講習会を進めていきます。

レクチャーが終わった後は、生徒たちは再び集合して整列。生徒代表が、生徒の前に整列したインストラクターの学生たちに感謝の言葉を読み上げ講習会は無事終了。スタートから終了まで約1時間40分の間、インストラクターとしての役割をきっちり果たした学生たちのスムーズな進行と、受講する生徒たちの生き生きとした表情が印象的な講習会でした。

学生インストラクターを派遣することで
少しでも多くの方に救急救命に関心を持ってもらいたい

学際教育機構 防災・社会貢献ユニット
舩木 伸江 講師

今回の講習は、大規模災害時や身近な人の危機に直面した時に一般の方でも実施できる応急処置「プレ・ホスピタルケア」を実施できる人材の育成を図ることを主な目的としています。同時に、インストラクター資格を取得した学生を地域に派遣することで有資格者が増え、なおかつ地域全体の防災力が向上することを願い、神戸市消防局を通して中学校や高校などからの要請を受けて実施されています。

このような講習会に、本学の有資格者の学生を参加させてもらうのは今回で2回目。学生にとってはスキルアップのとてもよい機会となっています。ただ、この講習会への反応が予想以上に好評で、順番待ちの状態だそうです。うれしいことですが、できるだけ多くの方にこの講習会に触れる機会を提供したいですね。また、講習会は学内でも実施していく予定ですので、学外だけでなく学内でも救急救命士に対する関心が高まってくれることを期待しています。

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