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障害者福祉論の授業で知的障害・自閉症の疑似体験をしました

広報グループ

 社会リハビリテーション学科、相澤譲治教授の授業「障害者福祉論」が20日あり、学生が知的障害や自閉症の疑似体験をしました。車いすや視覚障害の体験学習は福祉教育の一つとしてしばしば行われますが、自閉症等の疑似体験をすることは珍しく、西垣ゼミ、糟谷ゼミの学生らも参加。貴重な体験になりました。
 授業は、身近な理解者を増やしていく啓発活動に取り組んでいる「手をつなぐ育成会」の母親たちのグループ「まねっこ隊」をお招きし、ワークショップ形式で行われました。まず、「りんご」「ちょっと」「ボール」「ちゃんと」の四つの言葉を絵にすることから始まりました。「ちょっと」や「ちゃんと」を絵で表現するのは困難なように、「ちょっとまって!」や「ちゃんとして!」というあいまいな言葉では、自閉症の方の中には理解が困難なことから、わかりやすい絵や写真、ジェスチャーで伝える必要があることを学びました。自閉症などの障害を持つ方は、目と手足の協調運動がうまくいかない特性があり、学生たちは軍手を二重につけて折り鶴作りに挑戦し、実際にその体験をしました。
 さらに、自閉症の特徴として一つのことに集中する余り他のことが目に入らなくなる、「シングルフォーカス」についても紹介され、学生らは、ペットボトルの上半分を切り取った道具を使い、注ぎ口を前にしてスクリーンのだまし絵を見ることで、彼らの視界を体感。優しく声をかけるなどして、こうした一点集中を紛らわすために声をかけて本人や周りの人にも教えてあげることで、道路に飛び出したりする事故や事件を未然に防げることなども学びました。
 まねっこ隊のメンバーは、授業の最後に、「目の不自由な人には白い杖、耳の不自由な人には字幕や補聴器、足の不自由な人には杖や車いすというツールがあるが、知的に不自由な人には人の支援しかない。知的障害・自閉症のことを知らない人に通訳したり、理解しようという気持ちを持つこと、温かく見守ることが人の支援で、決して難しいことではない」と理解を求め、締めくくりました。


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